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洞窟、最後の試練

自分でもモンスターとの先頭訓練を書いていて飽きてくるという始末。

本当は洞窟内に新しく魔法で出したモンスターたちを、紹介していこうと思ってたんですけどねぇ。

次回で訓練は終わらせます。

「本当にやるのですか?」

オディールが心配そうな声で問う。


「もちろんです!オディールさんだって、勇者を倒すにはコイツが倒せるくらいの力が必要だっていってたじゃないですか」


ヘシオスは頑固たる意思のこもった目でオディールを見返した。

ヘシオスはこの数日間、着々と力をつけた。

今では、ロックタートルとサンドスネークのコンビなら剣を使わずに倒せるほどになった。

まあ、魔法を使わずに倒すと言うことはまだまだ無理そうだが。


「それではいくぞ!『召喚:オールマイタイガー』」

オディールが魔法を唱えると、ヘシオスの前に魔法院が現れた。


そこから現れるのは、この洞窟内でドリルコングを倒し、最強となったオールマイタイガー。

ヘシオスは、これから最強へと挑むのだ。


なぜ、こんな無謀なことをするのか?

その答えは簡単だ。

勇者である少年は、相打ちに近い状況ではあったモノの、オールマイタイガーを倒した。


つまり、少年の実力はオールマイタイガーより上と言うことなのだ。

ならば、その勇者を倒すためには最低でもオールマイタイガーより強くなければならないという結論に、ヘシオスもオディールも至った。


「グルルルルルッ!」

召喚陣から現れたオールマイタイガーは、ヘシオスを見て喉を鳴らす。


牙に付いたドリルが激しく回転し、かみつかれれば即死だと言うことをヘシオスに感じさせた。

ヘシオスは湧き上がってくる後悔を押し込め、剣をオールマイタイガーへと構える。

一瞬お互いが見つめ合ったが、すぐにオールマイタイガーが動いた。


ドンッ!

大砲を撃ったのである。

ヘシオスはそれを魔法で相殺するが、


「グルルッ!!」

その時にはオールマイタイガーに後ろをとられていた。


大砲に意識を奪われている間に、一瞬で後ろに回られたのだ。

ヘシオスは背面側に炎の壁を作って突進を阻んだ。

が、それによって向こう側が見えなくなってしまい、撃ち出された大砲に反応が遅れた。


ガインッ!

目の前まで迫った大砲の弾をヘシオスはとっさに剣で受けた。

どうにかはじくことができたが、腕を激しいしびれが襲った。

それにより、持っていた剣を離してしまう。


「グルルルッ!」

その隙だらけな背中に、いつの間にか炎の壁を越えていたオールマイタイガーが突撃する。


そこでヘシオスは転移魔法を発動し、突進を避ける。

転移魔法によって突然ヘシオスが消えたことにオールマイタイガーは戸惑っている。

その間にヘシオスは回復魔法を発動し、手のしびれをとった。


「グルルルッ!」

離れた場所にヘシオスがいることを確認したオールマイタイガーは、脚を振り上げ、


バキッ!

ヘシオスの落とした剣を踏み砕いた。

武器を潰して相手の攻撃手段を削る辺り、オールマイタイガーの知能の高さがうかがえる。


ただ、今回のその行動はあまり意味がなかった。

なぜなら、その剣は、


「『クリエイト:鉄の剣』」

魔方陣がヘシオスの足下に現れ、その魔方陣からオールマイタイガーが踏み砕いたモノと同じ剣が生えてきた。


「グルルッ!」

オールマイタイガーは驚いたような、楽しそうな声をあげた。


そして、オールマイタイガーがにやっと笑ったように見えた。

ヘシオスも笑顔を浮かべる。

そして、両者はまた攻撃を再開した。

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