洞窟、連携の恐ろしさを知る
ネット小説大賞運営チーム から感想貰いました!(ネット小説大賞の企画の1つです
イェイ!
「サンドスネークとロックタートルの連携は、ロックタートルが壁になり、ロックタートルの影から相手の後ろにサンドスネークが回って襲うというのが基本ですね」
オディールはヘシオスに2つの種族の連携を説明する。説明する。
だが、もちろんヘシオスにそれを落ち着いて聞く余裕はなかった。
前方からは巨体のロックタートルが迫ってきてるし、その影からサンドスネークが攻撃を仕掛けてくるからだ。
戦いながら話せるのは自分が敵より圧倒的に強かったり、かなり戦いに慣れていないと難しいのだ。
だが、ヘシオスが戦いの本格的な訓練を始めてからまだ数日。
実力的の方で言えば敵の方が上なので、話せるわけがないのだ。
まあ、聞いていないわけではないが。
「『エンチャント:エアボム』」
ヘシオスは地面射手をつき、付与魔法を使った。
エアボムは、空気から爆発したような強い衝撃を出す魔法。
炎が出たりはしないが、正面から食らえば吹き飛ばされたり、骨が折れたりする。
音もすさまじく、鼓膜を破ったり、相手を気絶させたりするのにも使えるが、この世界でそんな使い方を考えられる存在は少なかった。
「てい!」
魔法を付与し終わったヘシオスは、ロックタートルへ斬りかかる。
だが、
キンッ!
「っ!?硬っ!」
岩のような甲羅に当たったヘシオスの剣ははじかれた。
ロックターロルの甲羅には傷1つ付いていない。
これがロックタートルの誇る圧倒的な防御力である。
このロックタートルの甲羅は、真の勇者が持つとされる聖剣で、やっとかすり傷がつけられるのではないかと言われるくらい硬い。
現在の一般的な冒険者では、この甲羅の防御力を破ることは不可能だった。
もちろん魔法でも破ることはできない。
「それじゃあ、予定通りに!『カウント』」
ヘシオスが魔法を発動すると、オディールにも警戒していたモンスターたちが一斉にヘシオスだけに集中した。
カウント。
発動者にヘイトを向けさせる魔法。
音を立てたりすると効果が上昇する。
「「「シャアアァァ!!!」」」
まず、動きの速いサンドスネークが先にヘシオスまでやってきた。
ヘシオスもサンドスネークだけならどうにかできる。
一日中ずっとサンドスネークと戦っていたからな。
ヘシオスがサンドスネークの首を次々とはねていると、
ドォォォォォン!!
「ッゴォォォ!!!???」
爆発音が響き、ロックタートルが痛みにもだえ苦しむ。
ロックタートルが、ヘシオスのエンチャントしたエアボムにかかったようだ。
通常、ロックタートルは甲羅を壊すことはできない。
ならば、普段どうやって倒されているのか。
簡単だ。
地面に罠を仕掛け、それを踏ませるのだ。
上の甲羅は硬い。
だが、内側はそこまで硬くない。
なら、そこを狙わない必要はない。
「「「シャアアァァァ!!!」」」
だが、それで終わるのは相手が1体の場合。
今の敵は、ロックタートル1体だけではないのだ。
サンドスネークもいるし、もちろん、他にもロックタートルはいる。
「うわぁぁぁ!!!!」




