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洞窟、次の訓練

しばらくヘシオスがモンスターと戦います。

「はぁぁ!!」

ヘシオスが剣を振り下ろす。


ゴスッ!

「ゴブゥゥゥゥ!!????」


鈍い音ともに、ゴブリンの絶叫が響き渡った。

だが、それを気にもとめず、すぐにヘシオスは次の標的へと魔法を飛ばし、剣で切りつけ、それでも近づいてくるモノには魔法で強化された蹴りを放つ。


「いいですね。かなり強くなったんじゃないですか?」

それを見たオディールは腕を組んでうんうんと頷いている。


オディールが言うように、最初と比べるとかなりヘシオスは強くなっていた。

周りにも注意が配れるようになっていて、命を刈り取るという行動良い迷いがない。

勇者を倒すという覚悟が感じられた。


「そうですか?僕、強くなりましたかね?」

だが、ヘシオスは納得していなかった。


なぜなら、この程度では少年に勝てると思えなかったからだ。

確かにヘシオスは強くなった。

Bランク冒険者程度の力はあるように見える。


だが、本来勇者はAランク以上の強さがあるはずなのだ。

勇者がBランク冒険者に負けるようなら、とっくの昔にAランク冒険者が魔王を殺している。

それでも、今洞窟内にいる勇者がAランク冒険者に守られているのはレベルが足りないからだと思われる。

鍛え方が足りないのだ。


「ヘシオスさんは十分強くなりました。だから、訓練の内容を変えましょう」

オディールはそう言って、ニッコリと笑った。


「新しい、訓練?」

ヘシオスはなぜか背中に悪寒を感じた。


ヘシオスはなぜ恐怖を感じているのか分からなかったが、すぐに訓練に取りかかることにした。

恐怖の理由を知ったのは、訓練の内容を聞いた直後である。


「それでは、召喚するモンスターを変えますね」


「へ?」

ヘシオスはオディールの言葉が一瞬理解できなかった。


しかし、オディールはヘシオスを待ってくれなかった。

ヘシオスの周りに次々と新しいモンスターが召喚されていく。

その内容は、サンドスネーク。


「「「シャァァァァ」」」


「うわぁぁぁぁ!!!」

大量のサンドスネークがヘシオスの周りを囲む。


「シャアァァァァ!!!」

しばらくヘシオスの周りをぐるぐると回っていたが、突然1体のサンドスネークがヘシオスに襲いかかった。


「受け流、せない!?」

ヘシオスは剣での受け流しを試みた。


だが、サンドスネークの大きな体を剣1本では到底受け流せず、壁まで吹き飛ばされた。

ガンッ!

と、打ち付けた壁から硬い音がした。


「うぅぅ。『ヒール』」

苦しみながらもヘシオスは回復魔法を自分にかけ、すぐに剣を構え直す。


「シャアアアアァァ!!!!」

また1体が足下まで這ってきた。


「ほっ!」

今度は跳んでかわす。


地上では勝機が無いと思ったのだ。

地上で勝てないのなら空中で戦う。

ランチャータイガーとドリルコングの戦いを見て、ヘシオスは空中での戦いを学んだのだ。

が、今回は相手が悪かった。


「シャァァァァ!!!」

サンドスネークたちが一斉に顔を上げる。


皆様は蛇が飛んでいる虫を食べる光景を見たことがあるだろうか?

ヘシオスは無かった。

だから知らなかったのだ。


「シャァァァ!!!」

サンドスネークが空中戦でも強いということを。

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