洞窟、攻略を始めよう
質問。
皆さんの学生時代の思い出って何ですか?
作者は、財布を学校で紛失したことですねぇ~。(見つからずにとても怒られました
コツコツコツッ。
硬い石の床を歩く足音がした。
「ん~。モンスターはいないな」
声はのんきなように聞こえるが、左右をシッカリと確認して罠などを探すヘシオス。
「そうですね。さっき、この辺のモンスターは殺しましたから、それの影響かもしれません」
何でもないように言いながらも、結構怖いことを言う少年。
「い、いま、声が聞こえた気が、帰れって言ってません?」
恐怖で空耳がしているサリー。
3人は洞窟内を短悪していた。
少年が行ったところはとりあえず安全だと言うことで、そこの方面を進んでいる。
途中でモンスターや罠に遭うことはなく、ケガなく進めていた。
「僕が来たのはこの辺りまでですね。この先はよく分からないです」
少年は周りを警戒しながらそういう。
「了解。それじゃあ、サリーも気をつけて」
ヘシオスは、自分も気をつけつつ。サリーに心配する声をかけた。
・・・。
だが、いつまで経っても返事は来ない。
おかしいと思った少年とヘシオスは辺りを見回すが、サリーの姿はなかった。
「サリー!?どこにっ!?」
ヘシオスがサリーを探すために駆け出そうとする。
「っ!待って下さい!そっちは!」
少年が嫌なモノを感じ、ヘシオスが止めようとするが、
遅かった。
「うわああああぁぁ!!!????」
ヘシオスの姿がかき消える。
少年は1人取り残されてしまった。
少年は辺りを見回すが、人の影は見えなかった。
人の影、は。
「ゴブゥゥ!!」
「ゴブゴブゴブッ!!」
人の影とは違う、知能の低そうな声。
「くっ!こんな時に!」
少年は悔しそうな声をあげた。
少年の行動を阻止するかのように緑色の生き物が増えていく。
ゴブリンだ。
ゴブリンは、力の弱そうな少年を見て勝ち誇った笑みを浮かべた。
少年に1番近いゴブリンは、少年を馬鹿にするように棍棒を左右に揺らした。
「聖域が使えれば楽なんだけど、今の僕じゃ無理だし、、、戦うしかないかぁ」
ため息をつきながら少年は地面を蹴る。
グシャッ!
少年は一瞬でゴブリンまで距離を詰め、ゴブリンの頭を肘打ちで吹き飛ばした。
そのままゴブリンの手にある棍棒を奪い、遠くにいるゴブリンに投げる。
棍棒は空気抵抗によるモノなのか削られていき、鋭くなった状態でゴブリンを3体ほど貫いた。
「ゴブッ!?ゴブ、ゴブゥゥゥゥ!!」
ゴブリンはその光景を見て少し唖然としていたが、気を取り直した1体のゴブリンが他のゴブリンに指示を出した。
その光景を見た少年は笑みを浮かべた。
このまま状況が続けばもう数体的を殺せたはずなのに、なぜか笑みを浮かべたのである。
まあ、理由は簡単。
リーダー格のゴブリンを見分けられたからだ。
式を出しているのが他にいるのかも知れないが、本当に厄介なのは緊急時にいち早く対応できる真のリーダー的存在だ。
それが分かったと言うことは、
「バイバイ。能ある鷹は、爪を隠すもんなんだよ」
指示を出したゴブリンの脳天をナイフで突き刺しながら少年はつぶやく。
ゴブリンたちは指示を出したモノから殺されていき、指揮系統が完全に死んだ烏合の衆となった。
その程度の集団など、レベルは低いとは言え勇者である少年にとっては簡単に潰せるモノだった。
だが、内申では少年は焦っていた。
消えたヘシオスたちがどこに行ったのか分かっていないのだ。
手がかりの全くつかめていない少年は、ヘシオスたちが死なないことを望みながら辺りを探索するのであった。




