洞窟、洞窟内に勇者
作者の仕事は今年度のモノが一段落しました。
他の方より少し早いんですよね。
まあ、小さなモノがいくつか残ってはいますが、徹夜作業はなくなりそうです!
イェイ。
もしかしたら、2話投稿する日があったりなかったりするかも知れません。
「、、、ここは?」
少年が問う。
だが、そんな疑問は吹き飛んだ。
少年はサリーが視線を外していることに気づいたのだ。
そして、自分の姿を見る。
全裸だった。
サリーも少年とはいえ、男の裸を見るのは嫌なようだ。
自分の服がないことに気づいた少年はサリーから視線を外しながら手を振る。
すると、
ボワッ!
急に服が洗われ、少年の体を包んだ。
少年はそれから、優しい声でサリーに言う。
「もう服を着たので大丈夫ですよ」
「あ。本当?ごめんね、気を使わせ、、、え?服!?そんなモノ、どこに!?」
サリーは安心したような声をあげたが、すぐに拭くという言葉に反応してキョロキョロと周りを見回す。
実は、まだサリーは服を着れていないのだ。
布1枚すらなかったので、今すぐにでも服を着たいという心情なのである。
少年はその興奮したような声を聞いて、困ったような笑いを浮かべた。
「あぁ~。これは僕の魔法で出したんですよ。あの。必要ならお姉さんの分も出しますよ」
少年がそう言おうと、サリーはすぐに食いついた。
「出して!今すぐに!!」
少しも待てないという勢いである。
少年は苦笑いをしながら腕を振った。
すると、また服が洗われて、今度はサリーの体を覆った。
サリーは喜んで少年に抱きついた。
「ありがとぉぉぉぉ!!!!たすかたよぉぉぉ!!!」
そう言いながら、少年おくびを占めている。
少年は抵抗しようとしたが、力を入れる前に落ちた。
意識が。
「ちょっと!サリー!まって!気絶しちゃってるから!」
今まで黙っていたヘシオスがここで止めに入った。
ヘシオスは空気の読める人間なのである。
大人なのだ。
研究者だからと言って、決して空気が読めないと言うことはないのだ。
だから、理系は空気が読めないという偏見を持っている人は、急いでその偏見を捨てるのだ!!
・・・・・・。
しばらく時間が経って、少年の意識が戻った。
「ごめんね!今まで服を着れてなかったからうれしすぎて!」
サリーは少年に謝った。
「大丈夫です。僕はムダに頑丈で死ににくいですから」
少年はそう言って、笑いながら返した。
少年は笑っているが、どこか悲しげである。
その悲し現場様子をヘシオスたちは不思議に思った。
だが、どう聞けばいいのか分からず、しばらく沈黙が続く。
「あっ。えぇと。それで、ここは結局どこなんでしょう?」
少年は沈黙に耐えきれなくなり、差し署に聞けなかった質問を再度行った。
「あぁ。ここ?ここは、洞窟だよ」
ヘシオスはそう返した。
そう返す他、答え方はないのである。
だが、本当にここが洞窟の中なのかは分からない。
考えてみれば、ここは洞窟の中を観察などはできるが、洞窟のどこかのスペースたちにいるわけでもない。
しかも、言ってしまえば、ヘシオスが洞窟なのである。
そこが、まずよく分からない。
「洞窟ですか?」
少年はよく分からないとΟ言うように首をかしげる。
「そう。洞窟。口で説明するより、これを見て貰った方が速いかな」
ヘシオスは、口で説明するより、画面を見せた方が速く伝わると考え、少年に見せる。
「、、、これが、ここの中で起こっているんですか?」
「そうだよ。、、、たぶん」
少年の質問に、ヘシオスは自信朝餉に応えた。
すると、突然少年は走り出した。
「えっ!?ちょっと!?どこにいくの!?」
「助けにいきます!僕は、いや。僕も勇者ですから!!」




