洞窟、勇者に悩む
普段、この小説は1話を1200文字(原稿用紙3枚分)以上を目安に書いています。
最初の頃はそれで、90以上駆けていたんですが、最近は書き方を変えたせいで、50行程度になってしまったんですよね。
どっちが良いんでしょう?
文章全体が短い方が読みやすいですか?
それとも、文章の間を結構開けて、短い文章を多用した方が読みやすいですか?
《洞窟視点〉
勇者が洞窟に入ってきて、ドリルコングが地面に攻撃を加えていたころ。
洞窟内のヘシオスたちは慌てていた。
どちらかといえば、勇者ではなく、絶賛沈没中の洞窟にである。
というか、沈没していることに気が向いていて、全く勇者が来ている事にはきづいていない。
まあ、Aランク冒険者の存在しない小さな村の小娘が勇者の顔など知らんないんだろうけど。
「うわあああぁぁぁぁ!?落ちるぅぅぅ!!!!????」
「きゃあああぁぁぁぁぁ!!!?????」
2人とも叫んでいる。
絶叫も絶叫、大絶叫だ。
洞窟の中だけあって、どこからつながってるかは分からないがヘシオスたちのところも沈没している。
画面も沈没している間は少しだけ浮いている。
ゴゴゴゴゴゴゴ、、、、、、ガンッ!
10秒ほどして、やっと止まった。
強い衝撃がヘシオスたちを襲う。
そして、他のモノもヘシオスを襲った。
ガンッ!
「っ!、、つぅぅ~」
鈍い音がして、ヘシオスは足を押さえてうずくまる。
画面が足首に当たったようだ。
ヘシオスは呻きながらも、ぶつかった画面を拾う。
また沈没して飛んできたら困るから、当然だろう。
そして、そのたまたま拾った画面を見て、目を見開いた。
「、、、なっ!ゆ、ゆ、勇者ぁぁぁぁ!!????」
画面を見たヘシオスは、悲鳴にも近い声を上げる。
サリーのような田舎者はあまり勇者の顔は知らない。
だが、勇者はヘシオスのように都会にある有名な学校を出た人間にとっては顔を見慣れた存在なのだ。
「え!?勇者!ヘシオスさんは勇者様を見たことがあるんですか!?」
サリーは驚いたような顔をする。
まだ状況に頭が追い付いておらず、勇者というものをしかっりと理解しているわけではなさそうだが、単語には反応した。
ヘシオスは勇者の映る画面を見せる。
だが、やはりサリーは勇者の顔を知らないようで、首をかしげるだけだった。
「これが、勇者様ですか?思っていたより、その、普通の人なんですね」
サリーはそう呟いた。
だが、すぐに表情を変える。
「ちょ、ちょっと待ってください!勇者様ってことは、ケガさせちゃいけないじゃないですか!」
そう言いながら、サリーはヘシオスの肩を揺らす。
ヘシオスも困った顔をした。
さすがに魔王に対抗する人類の希望を殺そうとは思わないみたいだ。
「、、、大丈夫でしょ。勇者様なら、強いはずだし」
「うっ。ま、まあ、強いんでしょうけど、、」
ヘシオスの言葉に、サリーは何も言い返せなくなる。
はぁ、と勇者を心配するため息をつきながら視線を勇者の映る画面に移す。
画面には、迫るサンドスネークを難なく倒していく勇者の姿があった。
召喚をしないといけないのでは、と思い、ヘシオスを見るが、すでにヘシオスは召喚ボタンを連打していた。
勇者は、五日の冒険者たちのように、光を放ってモンスターたちを倒している。
聖域というものだ。
だが、前回のモノより、その範囲は圧倒的に広い。
《場所状態『聖域:ランクA』が確認されました》
《特典として場所特性『超回復:ランクA』を獲得しました》
システムメッセージが鳴り響く。
そして、ヘシオスはそれである場所特性を思い出した。
「もし勇者が危なくなっても、あれを使えば、」




