洞窟、沈没する
最近、少し最初のころと書き方を変えているのですがどうでしょうか?
最初のころの方が好きという意見が多ければ戻しますが。
あと4話くらいしたら、また別の書き方にするので、どれが好きか教えていただけると嬉しいです。
魔族が帰ってからしばらく、洞窟にはたくさんの冒険者が来るようになっていた。
今まで追い返されていたBランク冒険者たちも自分でぎりぎり勝てる階層で戦っている。
それに伴って、ヘシオスは召喚に追われていた。
サリーはサリーで階層ごとの監視をして、減っているモンスターをヘシオスに伝えている。
のが、表の忙しい理由。
それ以外にもう1つ忙しい理由がある。
「ガアァァァ!!!」「シャアァァァ!!!」「フシャアァァァ!!」「ガオオォォォォォ!!!」
「グオォォォォ!!!!」
たくさんのモンスターたちの声。
モンスターたちは自分の持てる最強の攻撃を繰り出し、必死で生き残ろうとしている。
だが、冒険者と戦っているわけではない。
戦っているのはほかのモンスターだ。
戦っている場所は外とつながっていない狭い部屋。
そこに各モンスターを1体ずつ(ドリルコングは除外)召喚して戦わせているのだ。
そして、やられたモンスターはまた召喚し、常にすべてのモンスターが争うようにしてある。
攻撃が当たって部屋が広がったりしそうだが、周りの地面は思っていたより硬く、全く部屋が広くなる様子はない。
これで何をしてるのか。
わざわざ忙しいモンスターたちの召喚の合間にこんなことをする必要はないように思える。
だが、ちゃんと目的があった。
それは、
「、、、なかなか新しい種族は現れませんね」
難しい顔をしながら呟くサリー。
「結構経験値は入ってると思うから、そろそろ出てもいいと思うんだけどなぁ。あと少ししたら、最後に残ったのをドリルコングと戦わせようか」
サリーの呟きにこたえるヘシオス。
2人の言葉から分かるように、モンスターの新しい種族を作ろうとしているのだ。
新しい種族といっても、全く別の種族を作るのではなく、現在の種族を進化させて、その種族の上位種を作ろうとしているのだ。
・・・。
30分ほどが経過する。
「ゴォォォォ!!!!」「ガルルルルルルッ!」
狭い部屋には2体のモンスターの唸り声が響いていた。
1体はドリルコング。
も1体は、この狭い部屋の中での戦いで最後まで生き残った、背中には大砲が付いているトラ。
種族名は、ランチャータイガー。
下から数えて4番目の階層にいる種族。
ドンッ!
ランチャータイガーが大砲を撃つ。
それをドリルコングは右手のドリルで破壊!
そのまま左手のドリルでパンチ!
するが、ランチャータイガーは飛び上がってかわす。
そして、下にいるドリルコングに向けた大砲を撃った。
ドォォンッ!
ドリルコングはドリルで破壊。
しばらく大砲が打ち出されて、ドリルコングはドリルで破壊するのを続けた。
撃ち出される大砲に耐えながらも、ランチャータイガーが落ちてくるのを待つ。
だが、なかなか落ちてこない。
ランチャータイガーは、大砲を撃ち出す反動で空中でとどまっているのだ。
落ちるよりも、浮く方の力の方が強いような気がする。
それを見て、今のままでは勝てない事を確信してドリルコングは隙を見て、下にドリルを全力でぶつける。
たいていの攻撃では傷すらつかなかった地面だったが、ドリルコングのレベルになるとそうもいかないようで、
ゴゴゴゴッ!、
地面が揺れる。
そして、そのまま洞窟ごと下に落ちて行った。




