洞窟、ついに最下層まで攻め込まれる
最近かけていなかったので、今までのも含めて書いておきます。
誤字報告ありがとうございます。
コツコツ。
冷たい土でできた床を魔族は歩く。
そして、大きな扉の前で止まる。
周りの風景とは全く合っていない人工物の扉。
それを魔族は手を出して押した。
ギィィ。
きしむような音を出しながら扉は開く。
そして、扉の井崎にいたモノを見て、魔族は固まる。
「、、、こんなところに、Aランクモンスターかぁ!」
数秒経って、魔族はにやっと笑いながら部屋に飛び込む。
「ゴォォォォ!!!」
魔族を迎え撃つように、鼓膜が破れそうな音が響く。
魔族の前に立ち塞がるのは、両手にドリルをつけたゴリラ。
ドリルコングである。
ドリルコングは、飛び込んでくる魔族に合わせてカウンターのドリルパンチを繰り出す。
ガリガリガリッイ!
剣とドリルがぶつかり、剣を削るような音が鳴る。
その音の通り、県はどんどんとすり減っていて、今にも折れそうである。
だが、魔族は焦らなかった。
「『ショックボルト』」
魔族は小さくつぶやく。
すると、
バリバリバリッ!
「ゴォォォォォォ!!!???」
魔族の手から放たれた電撃が剣を通してドリルに伝わり、そこからドリルコングを攻撃した。
ドリルコングは思わずよろける。
その隙を逃さず魔族は距離を詰め、ドリルコングの首へ剣を突き出す。
が、ここで予想外の出来事が起こった。
キュィィィィンッ!
甲高い音が鳴り響く。
ドリルが電気を通したため、今までに無い速度で回転しているのだ。
「っ!?くそっ!」
魔族は後ろへ跳んだ。
見たことのない挙動をするドリルを警戒したためである。
互いにしばらくにらみ合う。
魔族は恐ろしいスピードで回転するドリルに警戒し。ドリルコングは先ほどの魔法を警戒したためである。
ジリジリと距離を詰めていくが、なかなか攻撃を仕掛けない。
「、、くぅ。さすがはAランク。初撃で仕留められなかったのは痛いな」
魔族はドリルコングから一切目を離さずにそういう。
「ゴオォォ!」
ドリルコングも、こちらも同じだ、とばかりに唸った。
そして、
「「うおおぉぉぉ(ゴォォォォ!!!)!!!」」
2人(体)は同時に駆けだした。
今回は、最初の攻撃とは全く違う攻防を見せた。
魔族が剣を突き出し、ドリルコングがそれを受ける。
そこまでは変わらない。
だが、ドリルコングが、防いだ方のドリルを横ずらし、もう1方の空いているドリルを突き出したのだ。
魔族はそれをギリギリでかわす。
そして、避けた体勢で水のカッターを撃ち出す魔法を放つ。
「ゴォォォ!!」
その魔法をドリルで相殺し、ドリルコングは魔族へと右ストレートを放つ。
ブシャッ!
辺りに血が飛び散る。
そして、この圧倒的強者たちの戦いも終わった。
「Aランクでも関係ない。勝つのは魔族だ」
最後に経っていたのは、魔族だった。
最後の最後で幻術魔法を使い、ドリルコングを惑わせている間に後ろから攻撃した。
その攻撃は正確にドリルコングの首を捉え、ドリルコングは絶命。
「さて、それでは仕事をするか」
魔族はこのダンジョンのダンジョンコアを探す。
ダンジョンコアはダンジョンの心臓となるモノ。
1番最下層のボスに守らせておくのが一般的だ。
それを破壊すると、ダンジョンも消滅する。
中には膨大な魔力が含まれており、売れば相当な金額となる。
まあ、外に出した段階でダンジョンは朽ちるのだが。
と入ったモノの、この魔族の目的はどちらでもない。
「くふふふ。このダンジョンを狂化すれば、人間の半分くらいはやれるんじゃないか?」
魔族はそうつぶやく。




