洞窟、モンスターたちを虫化させる
アイ ドント ライク インセクト
「これ、もしかして、、」
「そうだ!いいこと思いついた!!」
「え゛?」
ヘシオスが何かを思いつく。
サリーはそれを見て、少し悪い予感がした。
止めるかどうか迷うか迷う。
だが、今までの付き合いもあるため、とりあえずは信用してみることにした。
まあ、直後に後悔することは言う必要もないだろう。
・・・。
10分後。
「いやぁぁ!!???キモいぃぃぃ!!????」
サリーの発狂が洞窟内に響く。
叫ぶのも仕方がないだろう。
この光景を見て発狂する人は多いのではないだろうか?
ブゥゥンブゥンブゥゥン。
「いいねぇ。虫ダンジョンだぁ!!」
「これはきっと有名になるぞぉ!」
ヘシオスは少年のような嬉しお砂声を出す。
なんと、これが言っている通り、ダンジョンが虫でいっぱいになってしまったのだ。
サリーが嫌がるのも無理もない。
だが、その虫の数はさらに10分経つと、
「ん~。だいぶ減ったね」
5分の1ほどになっていた。
だが、その減った分はもちろんモンスターたちに影響を与えており、
「顔が!顔がキモいいぃぃぃ!!!」
サリーがモンスターたちの顔を見て吐きそうな表情になる。
モンスターたちの顔やカラが、虫っぽくなってきているのだ。
ただ、すべてのモンスターがそうなったわけではない。
深い層のモンスターたちは、ほとんど影響を受けていない。
最下層のドリルコングなど、1匹で1層分の虫たちを食べたわけだが、全く姿が変わっている様子はない。
強いモンスターほど影響を受けにくいのだろう。
《場所状態『形態変化:ランクB』が確認されました》
《特典として場所特性『影響強化:ランクA』を獲得しました》
システムメッセージが響く。
影響強化の効果は、その名の通りいろいろなものの影響力が強化される能力。
つまり、
「あれ?嘘ぉ!?なんか、先まで変化なかったモンスターたちも虫っぽくなってるんですけど!?」
虫っぽくなる効果がさらに強くなるということである。
だが、このことは悪いことではない。
どちらかといえば、見た目が悪くなる代わりに虫としての良い点を吸収するため、良いことなのである。
まあ、その見た目が悪くなるというのが壊滅的なのだが。
「よし!これからは虫ダンジョンとして頑張るぞぉ!!」
「やめてぇぇぇ!!!」
ヘシオスがこの洞窟の強みを生かして虫を全面的に押し出して活動しようと意気込む。
それを、サリーは全力で止める。
そんなバカっぽいながらも、とても大事な争いがしばらく続いたのであった。
《冒険者ギルド視点》
洞窟内で争い(?)が起こっている間、冒険者が報告に戻ってきた冒険者ギルドでは緊急で会議が行われていた。
「なんということだ!」
「あの報告は本当だったのですか!!」
「、、、まさか、本当に2階層でサンドスネークがいるなんてな」
「どれだけの深さがあるかはわからないが、相当危険だぞ」
「支部長。ここは本部にも協力を要請した方がよろしいのでは?」
本部。
洞窟やこの街を領土としている国の首都にある、冒険者ギルドの総本山。
腕利きの冒険者たちが集まり、その中からは勇者が出たこともある。
「、、、では採決を行う」
「ギルドの決定権を持つものを呼び集めてこい!」




