洞窟、人がいっぱい来る
初の洞窟外の視点です。
あ!あと。
メリ~クリスマァス!!
《冒険者ギルド視点》
ここは、とある小さな街の冒険者ギルド。
そこでは、冒険者の1人によって持ち込まれてきた恐ろしい報告の対策について、緊急会議が開かれていた。
参加者は3人。
「支部長!どういうことですか!!」
めがねをかけた細身の男が資料片手に声を荒げた。
彼はこのギルドの選考長。
ギルドに寄せられた依頼を誰に回すか、そしてどのランクに位置づけるのかを決める役職の長である。
「、、私もよく分かっていないのだ」
「とりあえずは、受付長から話を聞こうじゃないか」
髪を後ろで束ねた、オッドアイの女がそう言って選考長をなだめる。
彼女こそ、この町のギルドの支部長。
1番の権力者にして、1番の責任者。
そして、1番の苦労人である。
地方のトップというのは苦しいものなのである。
「それじゃあ、受付長。報告をお願いできるかな?」
「はい」
「それでは報告します」
「この町の南方にある森林の、西の端の方でダンジョンを見つけたという報告がありました」
支部長に促され、ぴっちりとした黒いスーツに身を包んだ男が報告を始めた。
彼は受付長。
冒険者たちの窓口である受付のトップであり、市民からの依頼を1度整理して選考長に伝えるのも彼の役割である。
報告の内容は冒険者がダンジョンを発見したというものだった。
そして、その冒険者から受けた報告にダンジョンのモンスターについてもあり、それがとても問題だった。
ゴブリンだけなら良かった。
だが、問題は他のモンスターだった。
「サンドスネークはCランク」
「つまりボスモンスターは、それ以上のランクと言うこと」
「そうですね。ただ、できたばかりのダンジョンですし、そこまで強いボスがいることはないと思いますが」
「そうじゃないと困るんですけどね!」
「Bランク程度じゃないと、この町の冒険者じゃ勝てませんよ!!」
選考長はとても慌てている。
声がうわずっており、今にも奇声を上げそうだ。
逆に、他の2人は落ち着いている。
選考長が慌てすぎていて、こちらは落ち着いたのだろう。
「、、、まあ、まずは情報が必要だな」
「誰を派遣するか決めなければいけない」
「選考長。手伝ってくれ」
「え?あ、はい」
支部長は席を立ち、その後に続いて選考長がついて行った。
2人が消えたことで、とても静かになる。
会議室には1人だけ残った。
「・・・」
「ふむ。困りましたね。サンドスネークですか」
「いつでも出て行けるように用意をした方が良さそうですね」
1人ごとのようにそうつぶやくと、席を立つ。
そして、完全に会議室から人は見えなくなった。
・・・。
《洞窟視点》
「あっ!ヘシオスさん!」
「ついに冒険者がやってきてしまいましたよ!!」
「うわあああぁぁ!!!!」
「もう終わりだぁぁぁ!!!!!」




