洞窟、冒険者に見つかる
質問。
この冒険者殺します?
「もうこれはダンジョンだよね」
「そうですね。これがダンジョンじゃなかったらびっくりです」
2人とも洞窟はすでにダンジョンになったことを感じた。
そして、2人は少し困った顔をする。
当たり前だろう。
もし、ダンジョンが見つかりでもしたら、
ガサガサガサガサッ!
洞窟の入り口の方から音が聞こえる。
「あぁ。嫌な予感が。
「そうですねぇ。とてもとても嫌な予感がぁぁ!!!」
黒い影が入り口に見えた。
その影は、まるで人の影のよう。
そう。
まさに人の影だった!!
「あれ?こんな洞窟あったっけ?」
入ってきた人は首をかしげる。
その人は、全身を革の鎧で包んでおり、腰にはナイフをつけていた。
その風貌から察するに冒険者だろう。
「ゴブゥゥゥ??」
そこに運悪く(ヘシオスたちにとって)ゴブリンがやってきてしまった。
ゴブリンと冒険者の目が合う。
2人ともしばらく見つめ合った。
動きは完全に止まっていた。
そして、
「ゴブウウゥゥゥx!!!」
「ゴブリン!!!???」
叫び声を上げて、2人は後ろに飛び退いた。
そして、冒険者は腰のナイフを向き、ゴブリンは手に持っていた棍棒を構えた。
ジリジリとすり足をしてお互いに近づく。
そして、
バサッ!!
「ゴブウゥゥゥ!!???」
ゴブリンは肩から血を吹き出しながら倒れた。
冒険者は目を細め、音を立てないように歩きながら、洞窟の中に入っていった。
ヘシオスたちは焦ったような顔をする。
「あぁぁ!」
「もうバレたぁぁぁ!!!」
「速すぎません!?」
「タイミング良すぎるだろぉ!!」
2人が発狂する。
できたばかりなのに、なぜか冒険者が着てしまったから運が悪いことこの上ないだろう。
そのときだった。
《場所状態『ドリルコングの住み家:ランクE』が確認されました》
《特典として場所特性『コング系種族強化:ランクE』を獲得しました》
《場所状態『サンドスネークの住み家:ランクE』が確認されました》
《特典として場所特性『スネーク系種族強化:ランクE』を獲得しました》
・・・。
「うわっ!」
「うるさっ!」
「おお。たくさん獲得してますね」
システムの音が響く。
次々とシステムの音が響き、なかなか終わりそうにない。
ヘシオスは耳を塞いだ。
・・・。
数分経ち、
《場所状態『モンスターたちの住み家:ランクD』が確認されました》
《特典として場所特性『モンスター死亡率低下:ランクC』を獲得しました》
そのシステムがなったのを最後に、システムの音は聞こえなくなった。
だが、ヘシオスは耳を塞いでいるため、気づかない。
サリーは終わったことを伝えるため、ヘシオスの肩をたたこうとした。
しかし、
「あれ?」」
サリーの手はなぜか逸れてしまった。
勢い余ってサリーはつんのめる。
そして、こけそうになったとき、
「よっ!」
ヘシオスが支えた。
人を支えてかなり衝撃がありそうだったが、びくともしなかった。




