表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
春夏秋冬  作者: 水白イリヤ
3/22

ドクターユウリ

「野蛮だねぇ...」

「そうかい?この鬼の様をみるとどっちもどっちだろう?」

首もとに備えられたメスに目々娘の汗が落ちる

「そうね」

目々娘はメスをもつ女性の手を振り上げ、メスを飛ばした

「っ!なるほど...」

目々娘は女性の襟元を掴み、刀を向けた

「おどろいた?私の能力よ」

「おどろいたよ、こんななまくら刀を突きつけられて」

女性は目々娘の眉間に液体が入った注射器を向けた

「俺は千羽勇利、お前に用がある」

「私は用なんて無いわよ」

「まあ一方的でも良いだろ」

互いに一瞬も油断できない時間が続き、冬にしては暑い気温のせいで厚着の目々娘は汗をかいた

「その薄着、やっぱりあんたが犯人ね、まるでこの気温を理解してたように」

「おお、流石だな」

あまりにも重苦しい空気にレピスンは言葉通り、潰されそうになった

「これは毒、喰らえば死ぬ、別に俺はお前を殺してもいいんだ」

「そうね、でも死ぬ気は無いわ」

目々娘は刀を手離した

「用を聞きましょう」

「そうだな、お前の心臓に用がある!」

勇利はメスを心臓目掛けて、突き刺したが

「甘いっ!」

目々娘は刀で勇利の腕を斬った

「なるほど、『刀を作り出す』能力か」

すると勇利は首もとに注射をした

その瞬間、勇利の腕はみるみる再生して、目々娘を指差した

「でもその能力はお前のじゃないだろ」

「は?何よ、その薬覚醒剤?副作用で頭おかしくなってるわよ」

「まあ、そんなのも作れるな、『薬と毒を作り出す』能力だ」

「論点すり替えるな、この立派な能力は私のよ」

勇利はくわえていたタバコを目々娘に投げつけた

「今原八千代、知らねぇとら言わせねえぞ」

「知ってるわよ、お姉が何よ」

目々娘は頬についた灰をほろい、刀を向けた

「じゃあその『神人核』は八千代様のだな」

「はぁ?『神人核』って」

目々娘は聞いたことない言葉に戸惑った

「ふざけてるのか...お前の心臓にあるそれだ」

「知らないわね」

「しらを切るか、じゃあ見せてやるよ、俺の『神人核』をっ!」

そう言うと、勇利ね左胸が、紫色に輝いた

「いっ...なんだ!」

「まだ言うか!俺は一時的に神に等しき力を得た!」

森の木々は激しく揺れ、地に落ちた雪と桜が舞った

皮肉にも輝きと重なり目の前に広がる光景は幻想的であった

勇利は人差し指と中指の間にメスを持ち、目々娘に向けた

「さあ、人間のお前には勝ち目は無い、」

「勝ち目しか無いわよ、神ごときね」

目々娘は刀を左手で構えた

その刀で勇利を斬りつけたが、その刀を勇利はメスでうけた

ぶつかりあった二つの刃は、火花をあげた

「おっと...」

目々娘の刀にヒビがはいった

「メスに負けるなんて、確かになまくらね」

「何度も丹念に磨いた刃だ、パッと出の刃に負けるはずはない」

目々娘は刀を投げ捨てた

その瞬間、勇利は一瞬で間合いを詰め、私の右腕に何かを注射した

「くっ...」

じわじわと体に何かが巡っていく感覚が目々娘を襲う

しかし目々娘は刀を構えた

迷い無く、己の右腕を切り捨て、その流れで勇利を切った

「なっ!」

目々娘の血が目にかかったこと、腹を切られたことに勇利は焦り、隙が生まれた

「うらぁぁぁぁぁっ!」

目々娘は自分の腕を切り落とした痛みをかきけすかのように、叫びながら勇利の腰と右足に刀を刺した

もう一発刺そうとしたが、勇利は後ろに倒れ、剣を回避した

「死ねぇ!」

目々娘がマウントポジションになった瞬間、勇利はメスを五本投げ、その内二本が目々娘の腹を貫き、三本は体の中で留まった

「がはっ!...うわぁぁぁぁっ!」

「なっ!」

しかし攻撃の手は止まず、目々娘の刃は勇利の胸を貫いた

「うっ....」

「私の..勝ちね....」

だが上手くはいかなかった

意地と意地のぶつかり合いだ、一瞬でも勝ちを確信することは敗けを意味する

「はぁ...はぁ...」

目々娘の太ももには注射器が刺さっていた

「毒はもう無かった...だがこれは毒に等しい」

目々娘に一瞬にして酔いが回った

「うっ...酒っ....ねっ....」

刀を作り出したが、手に力が入らず刀を落とした

何度も、何度も刀を作りは落とした

「もう諦めろ...」

勇利は自分に再生薬を打ち、目々娘を後ろに押し倒した

「死ね」

サクッと注射器が刺さる音が響く、

「あっ...ああ...」

視界が揺れ動き季節が何重にも見える

「さあ、諦め....」

サクッ、と刺さる音がまた響く

しかし、それは注射器なんてちんけなもんじゃない

そう、それは『目々娘が作り出した刀』が勇利に刺さる音だ

「私ね、お酒はかなり強いのよ、こんぐらいじゃまだまだね」

「なっ...」

目々娘は手を動かした

すると地に落ちた無数の刀が勇利に向いた

「操ることも出来るの」

目々娘が手を天に掲げると、刀は浮き上がった

「くそ...全ては作戦通りか...」

「どうするの?止めるの?もう酔いなんて覚めたわよ」

無数の刀は勇利の目と鼻の先まで到達していた

「....ギブアップ、俺の敗けだ」

「そう」

目々娘は手をおろした、それと同時に刀は地に落ちた

しかし、その瞬間、勇利が目々娘の近づき、注射器を刺した

「な...」

「お前を俺は信じよう、あのお方にも勝てよ今原目々娘」

全身に力が巡り、自分で斬った右腕も再生した

「再生薬....」

私は気づいていなかった、戦いに夢中で彼方に見える巨大な桜の木に

「あの麓にあのお方は居る...お前自信の力で証明しろ」

「ほんとになんのことよ...って、」

勇利は気絶している

「....どっちみちいく運命か」

気絶した勇利を地べたに寝かせ、私はある場所に向かった

疲れたぜぇ!

次はたぶん大ボスとの戦いを書きます!

明日出るはず....

わたてんを見てから書く!

金曜日に出すと思います(諦め)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ