弱いものと弱いもの
この力は....熱い
「無銘魔法『ラストパワー』....」
麗々に全ての神霊の力が集結するような力の巡りを感じる
それを見届けた神奈は眠る
「.....やってくれたわね、私の友達を」
「っ....でも今は私のほうが強い!」
「そうだね、認めるわあんたのほうが強いって」
私は手を叩いた
「けど勝つのは私、負けるのはいつもあんた」
「....大口叩かないでください!強いほうが勝つんですよ!」
「あんた、馬鹿みたいよ」
「!」
「何のために強くなってるの?」
「それは....期待してくれてる神様に....」
「ふざけてる、そんな戯れ言興味ないよ」
「ふざけてなんかないです!目々娘さんは弱い人達の気持ちが分かってません!」
「ふ...はははっ!」
「何が面白いんですか!」
「いや、哀れすぎて」
「っ.....」
「最初から強いと思ってるの?」
私はその場に座り込む
「あんた見たいに自分に悲壮的な馬鹿は自分しか見てないのよね、私は強さを求めてないの」
「でも」
「私は強さで普通を失いたくなかった、だから逃げてた」
『お姉....』
ずっと、にんぎょうのように朽ちている
普通が欲しい
普通が....普通普通普通普通普通普通普通
かんがえるたびお姉が居ない普通がない
お姉を取り返す為には....
私には見える、運命がこの先の異常が
お姉は帰ってこない
じゃあ敵は運命か
取り返す為に強くなろう!
私は拳を握った
.....何かを掴んだ
『刀.....』
これが答え
「.....」
「出来るの?」
「自分だけが辛いと思ってました....」
「それ故、私は負けられない」
立ち上がり、刀を構えた
「だから私は負けないの、神にもそれ以上にも」
勇利から貰った命で、焔から借りた力
それで私は私の目的を達成する
「第一そ....」
「甘いっ!」
刀が麗々を霞める
「第二....」
勇利から貰ったメスを投げつけた
「だ...」
火柱が麗々を燃やす
「分かった?」
「はぁ....はぁ....はぁ....届かない」
「届かない?強くなる為に私はそんな感情捨てた、届かないじゃなくて届けと」
「.....私、強くなれる気がします」
「そうね、私に勝ってみなさい!」
「第四装『全身全札』!」
御札の鎧が麗々を包む
「勝ちます!勝って見せます!」
麗々の攻撃が私を襲う
火柱で焼け落ちた神社の壁が破れ、雨が当たる
「目々娘!」
「待ちなさい那岐、刹鬼たちがすべき事が分かりますね」
「はい、目々娘!勇利は任せろ!」
那岐と刹鬼が瓦礫から勇利と神奈を救いだした
「これで遠慮は要らないですね」
「遠慮してたの?」
「全然してません!第一装『霊札万世』!」
無数の御札が私を狙う
「『四十七魂の誓い』!」
炎の幻影が御札を打ち落とす
「甘いっ!」
私の投げた刀が麗々の肩に向かう、しかし弾かれてしまった
「やりますよ!目々娘さん!」
かわせない速さの御札が私の腹に向かう
私はそれを足場にし、高く飛び上がった
「くっ!」
麗々は無数の御札を放ったが『四十七魂の誓い』が燃やしつくす
「はあぁぁぁぁっ!」
「あっ!」
私のなまくら刀は麗々の鎧を切り裂いた
そしてもう一度
「オラァァァァッ!」
「がはっ!」
麗々の肩から胸にかけて切り刻んだ
血がこちらにかかる
しかし麗々は笑っていた
「良いわね」
「はい、最高です!第五装『札舞』!」
その言葉で今まで落ちた御札が舞い、私に向かってきた
その多さに『四十七魂の誓い』は全て消えた
「....」
何度も御札を打ちおとしたが
「くっ....」
私を殺すために御札が私を切り刻む
血が飛んでいく
「はあ....はあ....限界です....」
御札は全て地に落ちた
「それで終わり?」
今にも倒れてしまいそうだ
私は刀を地面に落とした
「.....分かりました」
麗々は拳を構えた
「オラァ!」
私の拳は麗々の顔を捉えた
「かはっ!...りゃぁ!」
カウンターで麗々の拳が私を捉えた
「くっ!オラッ!」
「はぁっ!」
「っ....」
「同じことをする、便利ですよね」
再生薬が使われたみたいだ
「....目々娘は帰ってきたか?」
時間を見ると一時間たっている
「まだです、とりあえずここで待ってるが」
「はーい!お茶だよー」
レピスンがお茶を持ってきた
「行ってくる」
「私も行くわ」
そう声をかけてきたのは神奈だった
「....勝手にしろ」
「行くわよ!無銘魔法『テレポート』」
神奈の魔法で着き、見たものは
ただ立つ目々娘の姿だった
「.....負けた!」
「大丈夫よ....麗々も強かっ....」
「目々娘!」
私は倒れる目々娘を支えた
「俺らの勝ち、それでいいな」
「うん!惨敗!」
神奈は麗々を支えて笑顔で言った
「ふっ....じゃあ帰るか」
「負けたのは腹立つから歩いて帰って」
「死ね」




