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春夏秋冬  作者: 水白イリヤ
10/22

炎の鬼

勇利は少し歩き、開けた場所に出た、その時

「うおらぁぁぁぁぁ!」

木の上から鬼が殴りかかってきた

しかし勇利はそれをひらりとかわし、メスを向けた

「やるねぇ!」

「お前は..鬼神様の四支の一人、炎鬼か」

「よく知ってるねぇ、お前は人神の部下か」

勇利はメスを下げた

「誇り高き鬼の四支さんが俺に何のようだ」

「わかってるだろう、神を支えながら霊妖鬼もこなすあんたがこの暑さに違和感を持たねぇはずがねぇだろ」

「俺を止めるか、でもそんなふざけたこと、あの鬼神様が許すか?三尾地様じゃあるまいし」

「しらねぇ!アイツの指図には飽きたんだよ!これからは私が私のため、この暑さの犯人側に付くんだよ!」

「....出来ることなら仲間割れはしたくなかったな」

「ふっ、さあ、かかってこい、人神の手下」

勇利はメスを向け、炎鬼は拳を構えた

ビュンッ!と一瞬音が響くとメスと拳がぶつかり合う音が響く

炎鬼の拳はメスをかすめ、勇利の肩に命中した

「ぐっ...」

炎鬼の拳から少し血が出た

「はぁ..本気出せよ、その薬を使えよ」

「ふっ...お前もなっ!」

勇利は注射器を刺そうとしたが

「ムダ!...くっ」

「罠さ」

炎鬼は注射器を砕いたが、その隙にメスで炎鬼を切り裂いた

「ふざけた真似しやがって!」

炎鬼は炎を全身に纏った

「こんな傷は消熱だっ!」

炎鬼は傷を無理やりくっつけた

「無理するな、医者を頼れ」

「知らねぇな!」

拳に炎を集中させた炎鬼は勇利に掴みかかった

「焼き殺す!」

「じゃあ俺はお前を薬漬けにしてやる」

勇利は白衣から拳銃を取り出した

「なんだそれは」

「この世界線にはこれがないか、つくづく平和だな」

拳銃から液体を飛ばした

「っ!ふっ、分かる、これは塩酸だろ!」

炎鬼は液体をかわした

「正解っ...くそっ!」

勇利は拳をギリギリかわしたが、あまりの温度に白衣が焦げた

「地獄のような熱さだな」

勇利の左胸が光り始めた

「本気だな!じゃあ私も!」

そう宣言した炎鬼の左胸も黄色に光り始めた

「ふっ...まだお前は鬼神様から貰った『神鬼核』を使ってるじゃないか」

「あのクソから貰った力だぁ?知らねぇな!」

「誇りを捨てたのか?鬼の癖に」

「誇り?あんなものはただの呪縛だ!」

炎鬼は更に熱い炎を拳に纏った

勇利は三本のメスを投げつけた

「はあっ!」

「ムダァ!」

そう炎鬼が言った瞬間、メスが溶けた

「なるほど、レベルが違うか」

「そんな戯れ言をわめいてる暇あるのか!」

炎鬼はやみくもに勇利に殴りかかるが、神の力で明らかな殺意は避けられる

「さあ、どうした、当てろよ」

「クソっ!雑魚ごときがっ!」

ひらりひらりと拳をかわしていく勇利に焦りを見せる炎鬼は攻撃に雑味が増していく

「もう決めてやる」

隙ができた炎鬼の腹にメスを刺そうとしたが

「ぐっ!」

拳に集中させていた炎を腹に寄せ、メスを溶かした

「隙ありっ!」

そして炎が無くなった右手に注射器を向けた

「くそっ!」

炎鬼は左手の手刀で注射器を切断した

液体が炎鬼の手に落ちる

「これは...塩酸っ!」

手が溶けていく

「おらぁ!」

勇利は炎鬼の顎を蹴りあげた

「ぐっ!ぐはぁっ!」

炎鬼は倒れ、勇利は炎鬼に注射を打った

「ダイオキシンだ、苦しめ」

「かはっ!ぐっ...」

「さてと、目々娘に伝えに行くか...」

勇利が『神人核』を解いた瞬間、爆発音が聞こえた

「なっ...」

「ふふっ...」

その爆発音の正体は、自分の体を爆発させた

「まさか、そんながさつな方法で...ぐっ!」

一瞬で間合いをつめた炎鬼に腹を殴られた勇利は吹っ飛んだ

「がはっ!...」

勇利は木にもたれ掛かり気絶した

「ばぁか!じゃあ医者に頼ってやるよ」

炎鬼は勇利の白衣から『鬼用』と書かれた注射器を打った

「じゃあ死ね!」

「待てよ」

「誰だ!...ふっ....お前か」

勇利が来た道から一人の少女が表れた

「やっぱりお前を殺すのは私だ!」

「ふっ!ははは!ほざけ、私に負けた那岐ごときが」

その少女、那岐は目を見開き炎鬼を見ながら拳を握った

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