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はじめての冬コミ

作者: 稲荷竜

本日は冬コミに行ってきました。


普段ツイッターなどで発言をしている人のお姿に興味がわきまして、一通り回ろうかなーなんて思いつつ軽装で向かったのです。


しかしその夢は叶いませんでした。


初めて赴いた冬コミ、そこでは不思議なことが起こったのです。





電車に乗って国際展示場にたどりついた私は、その時点でどこを目指せばいいかもわかっていませんでした。


そういった時に私がよくとる作戦として、『それっぽい人の流れについていく』というのがあります。


係員さん(駅員さん?)の誘導や親切な看板などもあり、どうにか会場にたどりつくことは、なんの問題もなく叶いました。


すっげー変な建物です。


描写がめんどくさいので見たことない人は『国際展示場にある変な建物』でググってください。


ビッグサイトだかビックサイトだかいう名前だった気がします。



天気はあいにくの曇りで、冷たい雨らしきものがパラついておりました。


しかし私の視界には傘を差している人はいらっしゃいませんでした。


それどころかコスプレしてる人とかいました。


その人たちを横目に、私はまず東館を目指します。



屋外でもけっこうな人数がいましたが、屋内だともっとすごい数の人がいるように感じられました。


人の流れに従ってエレベーターくだったりして東館にたどりついた私は、ホールの中を三周ぐらいしてようやく目的サークルの一つにたどりつくことができたのです。


簡単なごあいさつなどさせていただき、一部購入してその場をあとにしました。


そして他にもツイッターで見かけたりした方の骨格を見に行きました。


全員東館にいることはわかっています。



しかし私は気付けば西館にいました。



ちょっと意味がわからなくて三回ぐらい柱に書かれている『西』『東』表記を確認したんですが、やっぱり西館にいました。


これの理由もあとから回想すれば思いつきます。



私はきゅうべぇを追いかけていました。


魔法少女になりたかったわけではありませんし、本物のきゅうべぇを見たとかいうヤバイ話でもないです。


きゅうべぇを背負った人がいまして、そのきゅうべぇをフラフラと追いかけていきました。



『道がわからないととりあえずそれっぽい流れについていく』という私の習性は事前に述べた通りです。


そして流れについていく中で、興味深いものを見つけたので追いかけたのです。


そうしたらいつのまにか、屋外にいました。



なので戻ろうとしたところ、なんか行った時と違う列に飲み込まれました。


きゅうべぇは見失いましたが、クーフーリンオルタを見つけてついていったせいでしょう。


企業ブースにたどりつき、タイプムーンなど遠くからながめて、どうにか誰にもついて行かず西館脱出に成功しました。



この時点でだいぶめんどうくさくなっていたので、帰ることにしました。


帰りは電車です。


ところが自分がどこにいるのかわからないので、当然、電車に向かう道もわかりません。



それでもどうにか見覚えのあるアーケードを見つけ、そこをたどって行きます。


途中電車じゃなくて船にたどりついたりもしましたが、行列がそばにあったので並びました。


その行列はたしかに電車への列だったのですが、私が乗りたい電車ではなかったので、列から抜けて探さねばなりません。



しかしここがどこかわからないのです。


見覚えもないし、手がかりもない。


とりあえず大通りが見えたので、まずは長い横断歩道を目指しました。



信号待ちをしているあいだに、遠くからばらばらと歩いてくる人たちが見えます。


そこでひらめいたのです。



『あ、たぶんあっちだ』



 あっちだった。


 見たことあるよこのアーケード!


 客寄せなのかなんなのか知らんけど甲高い声で騒ぐ女性たちの声も、聞き覚えあるよ!


 やった! 帰ってきたぞ!(※駅に着いただけです)



 その後私は係員さんの誘導に従い電車に乗りました。


 ホームの混雑具合がマジでヤベーことになっててもう国際展示場で明日まで過ごそうかとも考えましたが、改札抜けちゃったのでそれもなんかアレだしやめて、普通に電車に乗って帰りました。


 帰りに八天堂のクリームパン買って家で食べました。


 中のクリームが甘すぎずおいしかったです。



 そんな感じで私の冬コミは終わりました。


 この話でなにを言いたかったかと言えば、それはもちろん『方向オンチの人の行動パターンはこうだ』ということに尽きるでしょう。


 もっと他のメッセージも込めたかったはずなのに、もう思い出せません。


 百合小説読んで寝ます。


 よいおとしを。

来年はあいさつに行きたい

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