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「サヤの信じる真カミサン伝説4「人首酒」編」


 「ジュウロウはアパートへ帰ると、

先ほど買ったコワコワクエーの最新作を

読み始めたのでした。

 はっきり言って、

 ジュウロウからすると、

 ちっとも怖くはなかったのですが、

  とても面白かったのです。

 半分くらいある絵も、

 不気味というより、

すごく滑稽だとジュウロウは思ったのでした。

 そして、

 ジュウロウはまた本屋に行くと、

 本屋にあるコワコワクエーの本を

十数冊をすべて買って、

 丸3日かけて読み終えたのでした。

 そして、

 最初の本と同じく、

 ジュウロウはとても面白く感じたのでした。

 ジュウロウは、

 こいつこそコメディ作品の天才ではないか

とも思ったくらいでした。

 しかし、

 ネットで調べると、

 分類はホラー作品に入っていて、

 コメディに分類されている作品は皆無でした。

 また、

 ネット上の作品の書評もテンポがよく、

 スリリングですごく怖いというものがほとんどで、

 面白かったという書評は皆無でした。

 ジュウロウは、

 世間の評価なんかあてになるかと思いつつ、

是非とも、

 この面白い作品を書いたコワコワクエー

という作家本人に会ってみたくなったのでした。

 そのときは憶測でしたが、

 自分とは逆で、

 本人はコメデイ作品を書いたつもりが

ホラー作品として受けたので、

 金儲けのため、

 作家としての魂を捨てた金の亡者かもしれない

とも考えたのでした。

 買ってきた本のカバーの一部には、

 サングラスをかけたコワコワクエーの写真が

載っているものもあったのですが、

写真を見る限りは

自分ほどでもはないにしろ

不細工な顔をしていたのでした。

 そして、

 東京の巨大書店で新作発売と同時に

コワコワクエーのサイン会があるというので、

 行ってみることにしたのでした」

 サヤはここでまたハンカチで口を拭った。




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