「もとめとみはると露店風呂」
「ネネの奴、イヤなやつだな。
サヤよりイヤな奴だな」
「嫉妬よ」
怒るみはるに、
もとめが言うと、
「そうかな。
僕こういう口の利き方だし、
結構嫌われるんだよな」
「そんなことないわよ。
ファンが一杯いるじゃない」
「おだてるなよ」
「本当よ。
自分もわかってるくせに、
それに、あのプロポーション凄かったわよ、
私なんてあのメンバーに入ると恥ずかしくて」
「何言ってんだよ。
ネネより全然上だよ」
「ありがとう」
「そうだ、僕の話どうだった?」
「大丈夫よ。がんばって」
もとめが笑って言うと、
「ありがとう、
先生もジュースでいい」
「ありがとう」
そう言うと、
みはるが風呂上がりのジュースを取りに行った。
賢明は隣の男風呂でネネとみはるのやりとりを聞いていた。
みはるが子供なのはわかっていたが、
ネネがみはるにライバル心を持っていたとは意外だな。
サヤは意外に大人だなと感心していた。
「ねえ、
サヤちゃん賢明くんのこと好きでしょう」
と
キミカが賢明が隣にいるのに、
大声でサヤに訊いた。
サヤは答えない。
「あっ、真っ赤になってる」
「お風呂に浸かったからよ」
「ネネはそんなに顔赤くないけど」
「えっ」
「ひっかかった」
キミカは笑い、
サヤは
「意外なところはずるいのね」
と
あきらめたように言う。
「そうすると、
私とひさめが永久くん、
ネネとあのみはるがよくわからないわね。
ネネがみはるみたいなバカにムキになるってことは、
永久くんじゃないみたいね。
賢明くんかな」
「そうね。
みはるのあの凄いプロポーションに合うのは賢明くんかな」
キミカの予想にサヤが答えると、
「それ、どういう意味?」
と
黙っていたネネがみはるに言われたことを気にしているのか、
トゲのある言い方をする。
「深い意味はないわよ」
と
サヤがごまかすが、
「どうせ、私はやせてますよ。
みなさんほど胸もご立派じゃないですよ」
と
ネネがイヤミたらしくそう言った。
隣で盗み聴きしていた賢明は一人にやてけていた。
サヤが胸が大きいというのも意外に思っていた。




