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「第1回発表会」


 教室には既に生徒全員が揃っていた。

 集合時間ぴったりにもとめがいつもと同じように黒いロングドレスを着て現れた。

 「こんにちわ。どう?みなさん、まとまった。楽しみにしてるわ。

じゃあ、早速、発表を始めましょう。順番はどうしましょう?」

 「はい、じゃんけんで決めるといいと思います。グループから代表を出して、

勝った順から好きな発表順を選べばいいと思います」と

 ケンタが言うと、たまお、ふうた、みはる、ひさめが拍手する。

 「反対の方いるかしら、いないようね。

じゃあ、じゃんけんで順番決めましょう。

じゃあ、代表は前に出てきて」と

 もとめが言うと、ふうたとみはるがすぐ出てくる。

そのあと、永久、キミカの順で現れる。

 「じゃあ、1回戦勝負よ。私が声をかけるわよ。

じゃあ、いい。じゃんけんぽん」

 「やったあ」

 ふうたがおおげさにガッツポーズをして

 「負けた」と

 永久が脱落する。

 「じゃあ、次、じゃんけんぽん」

 「あいこね」

 「じゃあ、もう一回、行くわよ。じゃんけんぽん」

 「よっしゃ」

 ふうたがまたおおげさにガッツポーズをすると

 キミカが「負けちゃった」と言う。

 「さあ、これで決勝ね。いい、じゃんけんぽん」

 「あいこね」

 「もう1回、じゃんけんぽん」

 「また、あいこ」

 「もう1回、じゃんけんぽん」

 「えーまたなの」

 「パーばかりだすなよ。チョキで勝ちだろう。」と

 たまおが何故、そうなるのかわからず、余計なことを言う。

 「きりがないから、もう1回だけよ、これであいこなら、

くじよ。じゃあ、がんばってね。行くわよ。じゃんけんぽん」

 「また、あいこか、強いなあ」

 ふうたがみはるの顔をちらっと見ながら呟く。

 「あんたもなかなかやるわね」

 みはるもふうたの顔を見る。

 「じゃあ、右手か左手か言って、

私が100円玉を持っていた手をあてた方が勝ちよ。

レディファーストでみはるさんから」

 「じゃあ、右」

 「ふうたくんは左ね」

 「じゃあ、手を開くわよ」

 「あー、負けた」

 「勝っちゃった」

 「すごい、みはる」

 「じゃあ、みはるさんのグループから順番を言って」

 「もちろん、一番です」と

 みはるが言うと

 「やばいかな」と

 たまおが小声で囁くと、

 「大丈夫だよ。あの二人なら」と

 ケンタがにやっと笑っていう。

 「じゃあ、僕たちは2番目」

 ふうたと言うと、

 「私たちは最後でいいです」と

 キミカが言い、

 「じゃあ、僕らは3番でいいの。ラッキー」と

 永久が喜ぶと、賢明がそっと永久の足に蹴りを入れる。

 「それじゃあ、各グループ持ち時間は50分以内でお願いね、

じゃあ、みはるさんとひさめさんお願い」と

 もとめが言うとみはるとひさめはにっこり笑いながら、

前に出た。


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