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「キモ男三人衆のカミサン伝説15」


 「わりい。もうすぐだよ。

 少女の家で二匹の犬

と遊んでいるところだったな。

 えー、ニタロウは少女たちは、

多分、外出しているのだろうと思いました。

 そして、

 しばらくすると、少女の母親らしき目鼻立ちの整った

キレイなおばさんが帰ってきました。

 ニタロウはこんにちわと愛想よく挨拶すると、

 そのおばさんもこんにちわと笑顔で応えてくれました。

 そして、

 そのおばさんはニタロウとタロウを見て

 「サンタにもいいお友達ができたわね」

と言いました。

 ニタロウはにっこり笑って

 「凄くこの二匹仲がいいんですよ」

と言うと、

 「本当ね。

 私が仕事が忙しくてあまり散歩に連れて行ってあげられないので、

お友達の犬ができてよかったわ。

 たまには遊びに来てね。

 そう、

 これ私一人で食べようかと思ったけど、君にあげるわ」

と、

 おばさんは菓子の入った袋をニタロウに渡しました。

 「僕はいいですよ。

 お嬢さんにあげてください。

 まさか、ダイエット中なんてことないですよね」

 ニタロウが少女のことを話すと、おばさんは変な顔をして

 「お嬢さん?私が、いやねえ。おだててもそれ以上あげないわよ」

と言ったのでした。

 ニタロウは、

 最初おばさんがとんちんかんなことを言っているように感じましたが、

 そのおばさんを見ているうちにある恐ろしい考えが浮かんだ来たので、

 おそるおそる訊いてみました。

 「あのおばさん、失礼を承知で訊きますが、

 凄くキレイなのに、何で一人暮らしなんですか」と。

 すると

 「いいのよ。

 子供のクセにそんなにゴマすらなくて、

主人とは死に別れてもう5年くらい一人よ。

 サンタもいるし、一人暮らしもいいものよ」

と笑って言ったのでした。

 おばさんの言葉を聞いて

 ニタロウはようやくすべてを理解したのでした。

 「あのまたサンタと遊びに来ていいですか」

と笑顔で言うと、

 そのおばさんも

 「さっきも言ったじゃない。

 大歓迎よ。

 そうだ。

 たまになんて言わないで、

毎日でもいいからサンタも一緒に

散歩にも連れていってよ。

 サンタが盗まれるわけないから、

鎖をつないだ紐はすぐはずれるようになってるから」

と笑っていったのでした。

 以上で終わりです」

 ケンタが話しを終えると、

何故か、しーんとなった。

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