「キモ男三人衆のカミサン伝説13」
話しが終わったと思ってる反対グループに対し、
ケンタは、
「おい、おまえら、気が早いな、
まだ続きがあるんだよ。
まあ、
「俺が終わりです」
と言うまでちゃんと聞けよ。
えー、老人が去って、
ニタロウが老人をカミサンだと思いこんだところまでだったな。
ニタロウはその夜夢を見ました。
自分が体験したことと同じ夢でしたが、
最後に、
老人がわしはカミサンじゃない。
今回のことは早く忘れろ。
カミサンはいたずらな生き物じゃからな。
と笑って消える変な夢でした。
ニタロウは起きた後、
もう一度、考えました。
そして、
老人が言ったカミサンが気まぐれな生き物だ
という言葉がすごく気になったのです。
人間ではなく、生き物だと言ったことを。
そこで、
もう一度、
カミサンの正体を考え直しました。
カミサンはきっと一連の騒動を見ていたに違いない。
その中で生き物と言えば、
まっさきに思いついたのが、
ニタロウの家の犬、タロウでした。
ニタロウはタロウのそばによると、
タロウの顔を見ました。
とても、おとなしい犬でしたが、
そんな賢そうには見えませんでした。
タロウはニタロウの兄イチタロウが道ばたで
捨てられているところを拾ってきたのでした。
もうかれこれ7年近くニタロウの家にいましたが、
これまでは変わったことはありません。
ニタロウは、
まさかこの犬は違うよなと思いつつ
たまたま、散歩に連れ出しました。
そのとき、
ニタロウは、
偶然例の少女に会いました。
そしたら、
少女も変な犬を連れていました。
タロウは普通他の犬に遭遇したときは吠えるのですが、
何故か吠えず、
おとなしくしていました。
ニタロウは少女に
「あれ、
タロウ珍しく吠えないなあ?
犬の持ち主がいいと吠えないのかなあ?
それとも、
変わった犬だからかなあ」
と話しかけると、
少女は笑いながら
「変わっているでしょう。
この犬少し前拾ってきたんだけど、
変わった犬だけと人なっつこいんで飼うことにしたの。
ニタロウくんの犬だけじゃなく、
この子、
サンタって言うんだけど、
他の犬もこの子にだけは吠えて来ないのよ、
小さいのに強いのかしら」
と
答えました」
ケンタは、
ここでまたひと息を入れた。




