「もとめの回想」
「先生、
今回の合宿の目的をくれぐれも忘れないでくださいね。
コンクールに優勝できればもちろんよろしいですが、
最悪マスコミの注目だけは集めてくださいね。
そのために、バレバレなのに、あの10人まで絞ったんですよ。
コンクールの最大人数は6人。
もう決まってるです。
多分、ネットが発達しているから選ばれた生徒も知ってるでしょう。
それだけに、慎重に選んでくださいよ。
先生の興味だけでは駄目ですよ。
選択で困るといけないから、条件をお話しします。
1,男子は13代目3人か残りの二人
13代目は3人一組で生きるんです
から、バラバラに選んじゃだめです
よ。
2,女子は準ミス組かミス組の二人。
これもばらしちゃだめですよ。
3,それから、コンクールでの発表の
テーマは23番目の新カミサン伝説
の発表か真カミサン伝説の論証しか
も後者の場合は少数説ですぞ。
この3点を守ってください。
生徒に力がなければ、最悪3は先生が作ってくださいよ」と
校長は鼻をひくひくさせながら力説する。
「あのー、例えば、準ミス、ミスで4
名それと私ではいけませんか」
もとめは校長が考えていなかった質問をする。
「共学で女子だけ選抜ですか。
しかも、
美人教師に美少女4名。
うーん。
たしかに、男の立場から言えば、それは最高ですが、
審査員には女性もいるし。
実は本音を言うとマスコミの影響や今後の新入生募集の効果を考えると、
13代目キモ男3人衆と準ミス二人に
東大に入りそうな賢明くんかサヤくんでお願いしたいところなんですよ」と
校長は正直に言う。
「13代目と東大に入りそうな生徒の方はよーくわかりますが、
何故、準ミスの方がよろしいのですか」
「実はねえ。
女子の一番人気はみはるくんで、
男子の一番人気はひさめくんなんだよ。
でもねえ、
我が校のミスコンは総合評価なんで、ああいう結果になったんだ。
あの二人は個性的で多分好き嫌いもわかれるだろうが、
他校にはいないタイプだからねえ。
ミスの二人は他校にも同じような綺麗な子はいるから、
あまりピーアールにはならないからなんですよ。
あはは」
「じゃあ、どうせなら、13代目キモ男3人衆、
永久くん、準ミスでどうです。
みはるさんは男子代わりで女子に文句もでないでしょうし、
でも、一人はイケメンが欲しいですしねえ。
進学の結果はそれなりに出ているわけですから、
トップクラスの学力の生徒まで入れる必要はないんじゃないでしょうか」
「もとめ先生は大胆ですねえ。
そういう選択はベストですが、
残りの4人が納得するかなあ、
それにはっきり言って、
13代目と準ミスの方はちょっと頭の方がねえ」
「組み合わせの心配というより、オツムの方の心配ですか」
「いやー、さすがですなあ。
そのとおりなんですよ。
でも、
もとめ先生がそこまでお考えならその6人でお願いしますよ。
だけどトラブルとコンクールで惨敗だけは避けてくださいね」
「わかりました。お任せください」




