「キモ男三人衆のカミサン伝説6」
ふうたは話しを続けた。
「えー、
「ニタロウがナナを殺したと思っているんじゃなあ」
と言った後からいきます。
すると、
母親は黙って頷きました。
老人は母親に
「ニタロウが憎いか、ニタロウを殺したいか」
と訊きました。
母親はまた黙って頷きました。
老人は
「よし、それじゃ、本当のことを話してやろう。
ニタロウがナナを殺したがっていたことは
おぬしの思っているとおりじゃ。
だから、
わしが、
ニタロウに自分の手を汚さずにナナを殺す方法を
教えてやったのじゃ」
と
笑いながら言ったのです。
母親は
「あなた様が、黒幕だったんですか」と
老人の方を怖そうな目で見て言うと、
「違う。
わしはその方法を教えてやっただけじゃ」
と
老人は答えました。
母親はすぐ
「じゃあ、私にも教えてください」
と言いました。
老人は母親の目を見ながら
「カミサンを知ってるか?
多分知らないのう。
いいか。
ニタロウを殺すにはカミサンに頼むしかないのじゃ」
と言ったのです。
母親が
「カミサン?それは何者ですか?」
と
訊くと老人はにやりと笑いながら
「カミサンはカミサンで、天使でも悪魔でもない。
ただのいたずらな生き物じゃ」
と答えると、
母親は
「よくわかりませんが、
とにかく、カミサンとやらに頼む方法を教えてください」
と言って、頭を下げました。
しかし、
老人は
「じゃが、カミサンに頼むと言っても覚悟が必要なんじゃ」
「どういう覚悟ですか」
「それがのう」
老人は小太りではっきり言って
とても美人とは言えない母親の全身を見た後、
にやりと笑いながら少し考えた後、
「おぬしにはとても無理じゃ、
やめておけ、生き恥をさらすだけじゃ」
と突き放すように言いました。
しかし、
母親は納得しませんでした。
「ニタロウにできて、私にできないはずはありません」
と
大ミエまできりました。
「そうか、本当に覚悟はできているのか」
と
老人は母親に再度念を押しました。
母親は黙って頷きました。
「よし、教えてやろう。
じゃが、
はっきり言って自分の手で殺す以上に大変だぞ。
よいな。
もし、
わしの話しを聞いてやめたらおぬしに不幸が訪れるぞ。
それでもよいのじゃな。
覚悟してわしの話しを聞くか」
と
しつこいくらいに、
老人はまた念を押しました。
すると、
母親は
「はい、もう覚悟はできています」
とはっきり答えたのでした」
また、
ふうたはそこまで話して一息いれたのだった。




