「グループ分け」
もとめが教室に入ると、
既に生徒は着席していた。
「では、
グループ分けをやり直したいと思いますが、
ひさめさん、
みはるさん意見はどうですか?」
「決まったよ」
「はい、決めました」
「じゃあ、誰から行きましょうか」
「僕から意見を言うよ」
と
みはるが言うと、
ひさめも頷く。
「じゃあ、みはるさんから、どうぞ」
「4人づつなんだけど、
コンクールの話題性を考えた方がいいと思うんだ。
で、ケンタくん、
たまおくん、ふうたくんの、キモ男グループと、
そうでないグループを分けた方がいいと思うんだ。
3人バラバラじゃ意味ないからな。
意見としては中途半端なんだけど、
残りの一人はその3人が選べばいいと思うぞ」
と
みはるは打ち合わせどおりのことを言った。
すると、
「キモ男か?
でも、勝ってやる。
だから、俺たちはそれでいいぞ」
と
すぐケンタが言う。
「私もそれでいいと思います」
と
ひさめがすかさず言う。
「先生もそれがいいと思います」
と
もとめも言ったので、
「じゃあ、ここまでは決まりだな」
と
みはるが言うとネネ以外はみんな拍手する。
「あれ、ネネさんは?」
と言うと、
「3人はいいと思いますが、
3人に残りを任せるのはどうかと思います」
と
もとめの予想外にネネが反対意見を言った。
「俺たちが信用できないのかよ」
と
気の短いケンタが怒ったように言う。
「そんな訳でもないけど、
決めるのはもとめ先生たちだったはずで」
と
永久と一緒のグループになりたいネネがそう言うと、
「それは、
勝った場合じゃなかったか?
グループ分けは別だろう」
と
ふうたが言うと、
「いいだすよ。
3人に決めてもらえば、
なあ、ケンタ」
「いや、
俺たちが一緒に組むメンバーを決めても
いいというのが、
みはるたちの意見だよな」
と
たまおの言葉に
ケンタがすぐ反論し、
みはるたち3人がすぐ頷いたので、
ネネも渋々納得した。
「じゃあ、決まりね。
ケンタくんたち、残りの一人指名してね」
と
もとめが言ったが、
まさか、
ここで3人組がドジを踏むとは
もとめも予想できなかった。




