「想定外の対立」
もとめは思った。
賢明もサヤも最初のグループ分けで文句はないのだが、
昨日、自分たちが意見を言った手前、
バカにしているキモ男3人衆の意見が通ることのプライドが許さなかったのだと。
しかも、
ふうたが余計なことを言ったので、
火に油を注いだ感じになってしまったのだ。
「俺たちが出来ているとはよく言うな」
賢明がふうたに言い返すと、
「みはるちゃんが回復したのに、
何故、素直に喜ばないんだすかな。
ああ、
それとも、
みはるちゃんが賢明を救助せずに、
コーラを飲みに行ったことに腹を立ててるだすか」
と
たまおも余計なことを言う。
「サヤは、
賢明を助けるとき、
必死だったから、
サヤの方は間違いなく、
賢明を好きだな」
と
さらにケンタが余計なことを言ってしまった。
「何よ。
それを言うなら、
あんたが一番一生懸命ドア叩いてたじゃないの。
あんたこそ賢明くんを好きなんじゃない。
ああ、男のクセに気持ち悪い」
と
サヤも言い返す。
「変な髪したブス猿がよく言うだすよ」
と
たまおがまた余計なことを言う。
「そうね。
でも、キモ男よりましよ」
と気の強いサヤも負けない。
「サヤ、疑い晴らすなら、
賢明くんと違うグループになればいいのよ」
と
キミカがさらに余計なことをまた言った。
「じゃあ、
こうすれば言いじゃない。
まず、
ケンタくん、たまおくん、ふうたくんのグループ。
次は、賢明とネネちゃん。
最後に
サヤちゃんとキミカちゃんと永久さんの3グループに分けて、
勝ったグループが残りのメンバーを全部決められることにすればいいのよ」
と
ひさめが言うと、
みんな黙り込む。
「みはるどう?」
と
キミカが訊くと
「僕のせいでもめてしまって悪いけど、
それでいいと思う」
と
言ったので、
みんなしぶしぶ頷いた。
もとめは意外な展開に驚いていた。




