「もとめの信じる真カミサン伝説」
もとめは話しを続ける。
「前置きが長くなりましたが、私が信じるカミサン伝説はキモダス大の青無川龍之介先生が主に主張しているカミサン伝説です。
俗に野郎伝説とも嘘つき伝説とも言われている伝説です。
正直言いまして、現時点ではこの説を支持する方々はまだごく少数ですが、この伝説がもっとも古くからネット上に広がっていること、そして実はこの点はまだ公には公表されておりませんが、この小島邸が発祥の地であり、我がオンシラーズ高校のOBの創り話からある事件を契機として伝説へと発展したことから、 私はこの伝説こそが真カミサン伝説だと考えております。
はい、何でしょうたまおくん」
たまおがもとめの話しの途中で手を挙げた。
「あのー、
僕は今先生がおっしゃった野郎伝説とか嘘つき伝説とか言われるカミサン伝説を聞いたことはないんですが、一応、カミサン伝説が22あることは知っていますし、それらの大体の概要は事前に調べてきたんです、先生の話は本当ですか」と
たまおが鼻をほじりながら少し怪しげな目で言うと、一人を除き他の生徒も同様に頷く。
「うわー、いきなりバレちゃったわね。今言った野郎伝説とか嘘つき伝説は
私のツ・ク・リ・バ・ナ・シ。
みなさん合格よ。それでいいの」
と
もとめは笑った後、
「こういう感じで明日は各グループ毎に事前に意見をまとめて、真カミサン伝説と信じるカミサン伝説とその根拠を発表してもらいます。はい、ふうたくん」
「もし、グループで意見が分かれた場合はどうしたらよいですか」
「その場合はそうね。時間はあるから、とりあえず全員の意見を発表してもらって、場合によってはグループをチェンジしてもいいわね」
「ふーん、なんとなくわかりました」と
ふうたが言うと他の生徒は顔を見合わせた後、とりあえず頷く。
そのとき、
賢明が
「あのー僕は野郎伝説聞いたことあるんですが」
と言うと
もとめは驚いた。
もとめは秀才の賢明がそう言いだして驚いた。
23番目を発見。
もし、そうなら、コンクールに勝てるかもしれない。
でも、どうして知ったのかしら。
「どうしようかしら、気になるわね。野郎伝説。もし、それが22の分類に入れなければ大変なことよ。それで、その野郎伝説はどうして知ったの」ともとめが思っているとおり訊くと
「それは、秘密です。明日までに永久くんと相談して、永久くんがOKしたらお話します」と賢明ははっきりと言う。 「そ、そうね。その方が賢明ね。だじゃれじゃないわよ」
もとめは賢明の自信のありそうな態度に少し動揺したが、もし本当ならと明日が楽しみになった。
「それじゃ、今日はここまでとします。あとは自由にね。はい、ケンタくん」 「あのー、せっかくだし、やる気を出すためにも明日の発表会で先生が一番いいと思ったグループに何かご褒美くれませんか」と
ケンタはずうずうしいことを言うと、
「そうだ」
「それはいいわね」と
生徒たちはケンタの意見に賛成する。
「そうね。わかったわ。ご褒美考えておくわ」と
もとめはにっこり笑って答える。
「じゃあ、これで解散します」
もとめと生徒たちはそれぞれ別れた。




