「突然のグループ分け変更」
みはるは意識はあったが、
依然、めまいが残る状態だった。
救急車を呼ぼうとしたが、
電話は通じなかった。
みはるは周りを気遣って、
数日我慢すると言いだすと共に、
今回のコンクール代表は辞退すると言いだした。
周りは止めたがみはるの意思は固かった。
そこで、
ひさめ以外に5人新たに選抜することになった。
しかし、
残りは8人しかいないので、
グループ分けが難航した。
そして、
賢明が一つの提案をした。
内容は、
4人づつのグループに分かれ、
勝った方が負けた4人の中から
1名を選考したらどうかということだった。
これに対し、
2名4グループで、
まず、
1グループを選考し、
残った6人を3人づつグループ分けする
という対案をサヤが出した。
結局、
生徒の意見は4:4のまっぷたつに別れてしまった。
賢明もサヤも実はみはるは軽傷だと思っていた。
賢明の方は4人決まった時点で、
みはるが回復していることを予想して、
みはるを再選考しようと考えていた。
これに対し、
みはるを完全に排除した方がサヤはその分、
女子枠が増え自分に有利になるし、
内容勝負の方が自分が選抜される可能性が高いので、
後者の考えを主張したのだ。
結局、
もとめの意見で前者を採用するか、
後者を採用するか決まることになったが、
もとめは迷っていた。
もし、前者の場合、
3人衆と永久の組み合わせは難しく、 他方、
後者の場合は、
3人衆がバラバラになる可能性が高かったので、
どちらも選びたくなかったからだ。
そこで、
もとめもみはるは軽傷だと思っていたので、
「難しいわね。
明日の朝まで考えさせて、
みはるさんも明日また考え直したら」
と言って、
今日は解散することにして、
結論を翌日まで持ち越すことにした。




