「みはるピンチ」
「どうした?みはる」
賢明が倒れているみはるを
抱き起こす。
「賢明くん無事だったんだ。
喉渇いて冷蔵庫のコーラ飲んだら頭がクラクラして、
倒れて頭打ちゃったよ。
立ち上がろうとしたら、
めまいがして。
頭が痛い。
僕もうだめかも」
と
みはるが弱気なことを言う。
「おーい、みはるが大変だ。
だれか来てくれ」
と
賢明が呼ぶと
「どうしただすか」
と
たまおが来た。
「なんか超古いコーラ飲んだら、
頭がクラクラして転んで、
どこかで頭を打ったらしい。
相当ひどいみたいだ」
「死んじゃうだすか」
と
たまおもみはる以上におおげさなことを言う。
「頭だから動かさない方がいいかな」
「頭痛いだすか。
どこを売っただすか」
みはるは無言でおでこを指さす。
「こぶができてるだすよ」
「こぶができてる場合はどうなのかなあ」
「ここはちょっと寒いだすし、
二人で運ぶだすか」
「そうだな。
おでこの方より、
飲んだ方に問題あるのかもしれないなあ」
「みはるさん、
少しだけ我慢してくれだす」
賢明とたまおは二人がかりで
みはるを抱きかかえて、
出口へ運ぶ。
「大丈夫」
サヤが声をかけるが、
みはるは無言だ。
「何かしゃべるのがつらいみたいだすよ。
先に上へみはるを運びだすだす」
みはるは、
とりあえずソファー上に寝かされた。




