表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/353

「みはるとキミカ」

 

 たまおがそう言ったので、

3人は食堂へ行こうとしていたが、

 「ちょっと来てよ」

 サヤの声がしたので、

 「みはる聞こえるか!

 腹でも壊したか! 

 後で行くからちょっと待ってろ」

 「みはるちゃん、待ってるだすよ」

と言って、

 3人はサヤの方へ先に行くことにした。



 みはるは、

 ケンタとたまおの声が聞こえたので、

倒れた拍子に頭を打って、

頭が痛いので横になっていることにした。

 3人がサヤのいるリビングへ行くと、

 「痛い」

 キミカが足を扉に挟まれて泣きそうな顔をしていた。

 「何だすか?」

 「みんなの声がしたんで、

 ちょっと、

 リビングが気になって、

 私が見に行こうとしたら、

 ちょうどサヤが来たんで、

 二人ともうっかりサヤの方へ行こうとしちゃって、

 そしたら、

 段ボール箱がどんどん動いちゃったんで、

 慌てて、

 キミカが足で止めようとしたら、

このとおり、挟まれちゃったの」

 「あほだすな」

 「すぐ開ければいいだろうが」

 「それが重いのよ。

 このドア、

 ネネと私じゃ動かなくて」

 「まさか、

 閉じこめられるなんてことないだすな」

 「大丈夫だと思うけど」

 サヤが自信なさそうなことを言うと、

 「痛い、足が折れちゃうよ」

 キミカが今にも泣きだしそうな顔で言う。

 「行くぞ」

 「おー」

 「せえーのだす」

 「あら」

 「あれー」

 「痛かった」

 「大丈夫だすか?」

 「骨まで言ってないみたい」

 「よかっただすな」

 「簡単に開いたじゃないか」

 「やっぱり男子は凄いね」

 キミカが照れ隠しに男子をおだてる。

 「あれ、みはるは」

 「そうだ」

 「サヤちゃん、

 この二人頼りないから、

ドアをしっかり押さえていて」

 「キミカちゃん、歩ける」

 キミカは立ち上がると、

 「靴が守ってくれたみたい」

 「じゃあ、

 僕がここにいるから。

 僕は見つかったけど、

 今度はみはるがどこか行ったから、

少しだけ、

 そのままでいるように伝えてくれる。

 それから、

 今の怖さを話して、

 段ボール箱は当てにならないから、

 しっかり押さえているように言ってくれるかな」

 賢明が言うと、

 キミカは少し足をひきづりながら、

 階段を一人で上って行った。

 「大丈夫だすかな」

 「足は大丈夫だよ。

 血も出てないし、

 それに、

 彼女の方が失敗してるから、

 ドアをしっかり押さえるよう、

 うまく説明できるさ」

 「さすが、賢明くん、よく考えてるね。

 そうそう、早くみはる連れて来てよ。

 私喉渇いちゃった」

 サヤが明るい顔でそう言った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ