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「迷う賢明」
賢明は、
迷宮のような扉のある小部屋続きの部屋の中で
迷っていた。
テーブルの上で見つけた鍵で、
最初に見つけた扉の鍵を開けたまでは
よかったものの、
その後、
いくつも小部屋があり、
自分がどこにいるか
わからなくなってしまったのだった。
オートロックになっているところが多いので、
下手に動けないので、余計苦労していた。
最初の扉が閉じ、
サヤが髪を挟まれたとき、
じっとしていれば良かった
と後悔もしていた。
また、
扉に挟むペットボトルか
何かの道具を持ってくれば良かった
とも後悔していた。
賢明は、
どうにかして、
最初に入ったリビングへ戻りたいと
思っていたが、
同じようなところをぐるぐる回るだけだった。




