37/353
「隠し扉開放」
ケンタはにやにやしながら、
部屋に戻ってきた。
「ウチの親早く寝ろとうるさいから、
これでマンガ読んでるんだ」と
ペンライトを自慢げに見せる。
「おお、さすがケンタだ、
じゃあ、早速サヤちゃん、あっそうか。もとめ先生」と
ふうたが言うと、
「私は?」と
首を傾げる。
「照らして、賢明くんができたんだから、
私だって」と
負けず嫌いなサヤが暗証番号に挑戦する。
「ほら、埃のないところと
あるところがあるじゃない」と
サヤがパネルの埃に気づき指摘する。
「さすが、サヤちゃん、
髪の毛切ってあげてよかったわよ」
と
キミカが関係ないことを言う。
「まあ、たまおやふうたじゃだめだったろうな」
ケンタも頷く。
「5と1と♯ね」
サヤは考える。
「♯は後ね」
横からみはるがいう。
「地下へこいこいで、5151何てね」と
ケンタがふざけると、
「あるかも」と
サヤがそのとおりパネル上のボタンを押した。
カチッと小さな音がした。




