「対戦再開?」
「対戦続けるなら、残りたいなあ。
対戦終わって、みんなで帰っても遅くないしね」
と、
たまおに意見を訊かれていないサヤが
急にそんなことを言いだした。
「たしかに、気になるよな」
賢明までサヤの意見につられて、
そんなことを言うと、
「えー、僕だけ一人で帰るのか?
それはごめんだぞ」
と、
急にみはるが弱気なことを言いだした。
「まだ、私たちは決めてないけど、
逃げると言われてもねえ。
永久くん、どうする?」
ひさめは内心は残りたかったので、
永久の方を見ると、
永久は黙ったままだった。
「やっぱり、
負けるのが怖いんだすな」
たまおがまた永久を挑発したので、
「俺は...
わかったよ。
もとめ先生がいなくても、
対戦はするよ。
でも、今回だけだからな」
永久は悔しいので、そう言った。
「永久くんがいいのなら、
私も残って対戦を続けます」
ひさめは内心は嬉しかったが、
表情には出さず、永久の顔を見てから
自分の意見を言った。
「じゃあ、決まりね。
みはる、落とし穴があるから気をつけて帰ってね」
と、
キミカがからかうように、
みはるの方を見ると、
「えー、僕だけか。
ケンタ、付き合ってくれないか」
と、
みはるが言ったが、
「ケンタくんはあんたと違って、
臆病じゃないから、
ここから逃げるはずないじゃない」
と、
ネネがケンタをおだてるように言ったので、
「わるい。
付き合ってあげたいけど、
それは無理だ。
それに、
みはるちゃん一人で帰るのは危険だから、
みはるちゃんも残れよ。
なっ!」
と、
ケンタが言ったので、
「わかったよ」
と、
みはるが少しふてくされたように、
それだけ言ったのだった。
こうして、
もとめ抜きでの、
ひさめたちとたまおたちの再対決が始まったのだった。




