表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

34/353

「隠し扉」

 たまおを先頭にサヤと賢明を除いた生徒たちと

もとめは教室を出て階段を降りていく。

 「ここに掛け時計があるからここは違うわね」と

 もとめが言うと、

 「いくつかあるんですか」と

キミカが訊く。

 「昔はもっとあったけど、

 今は二つ、

もう一つはキッチン」

 みんながキッチンへ行くと、

サヤは変な格好で倒れていた。

 「サヤちゃん」と

 ひさめが抱き起こそうとすると、

 「痛い」と

 サヤが大きな声をあげる。

顔を見ると、泣いた後がある。

 「どうしたのサヤちゃん」と

もとめが聞くと、

 「偶々、賢明君がここに隠し扉のようなものを見つけたので、

懐中電灯をとってきて、

扉を開けたら暗証番号を入れるようなパネルがあって、

賢明くんが操作したら、開いたの?

でも、私が入ろうとしたときに転んでしまったら、

そのまま扉がしまって開かないの。

そのとき、私の髪が挟まったの。

この格好じゃどうにもならないし、

助けを呼んでも誰も来ないし」

 「俺たち来たけど、キッチンまで探さなかったな。

 それに声も聞こえなかったけどな」と

 ふうたが言うと、

 「あらそうだったんだ。

 最初はずっと叫んでいたけど、

 疲れちゃって、

 ずっと、 

 声を出していれば良かった」

 「それより、

 懐中電灯を取って来いよ」と

 ケンタが命令する前に

 「大変だすよ。

 懐中電灯が一本もないだすよ」と

 たまおがわめきながら戻ってきた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ