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「たまおの考えるもとめ失踪の理由」


 「たまお。

 何で、もとめ先生が逃げる

という発想が出るんだ?」

「それはだすなあ。

 もとめ先生の様子が少し変だったんだすよ」

 「そうかあ?」

 「それにだすなあ」

 「なんだ! 

 たまお、もったいぶって!

 はっきり言えよ!」

と、 

 みはるがいつもの感じで、たまおに言うと、

 「あんた、まだ反省してないの!

と言って、」

 ひさめがみはるのおでこを叩く。

 すると、

 「こんなことを言うのもなんだすがあ

 たまおはわざとか言いたくないのか、

途中で口籠もる。

 「なんだよ! たまお!

 ここの誰かに都合が悪いことか?」

 たまおの性格を知っているケンタがはっきり言う。

 しかし、たまおは答えない。

 「そうなんだな。

 よし、

 俺とふうたで最初に話しを訊くか?

 いいよな」

 ケンタがそう言うと、

 他の7人は頷いた。

 ケンタたち3人はふうたの部屋に行った。

 「あのだすなあ。

 もとめ先生が逃げたのはだすなあ?

 このまま続けたら、

 僕たち3人がコンクールに選ばれる可能性がなくなった

と判断したからじゃないだすか?」

 たまおが、

 ふうたすら予想していないことを言う。

 「それはないって。

 俺たち3人とサヤちゃんをはずしたら、

 賢明、永久、ネネちゃん、キミカちゃん、

ひさめちゃん、みはるの6人だろう?

 そうか?

 それだと、

 今のコンビとは違う結果になるぞ。

 また、

 仮にそうだとしても、

 美男美少女、

 しかも、

 秀才に、

 美少女の二人は才女だ

ということがわかったということで、

 校長を騙せるだろうが、

 だから、逃げる必要ないよ」

 ふうたは、

 たまおの意見に強く反対した。

 「俺もふうたに賛成!」

 ケンタは、

 あっさりふうたの味方をする。

 「じゃあ、

 何でもとめ先生が逃げるんだすよ。

 いいだすか?

 校長に顔向けできないから逃げたんだすよ。

 多分、

 後で、

 ちょっと外へ散歩に行ったら、

 小さな落とし穴に落ちたとか理由つける

とは思うだすがな」

 「だけどねえ。

 いいか?

 はっきり言って、

 俺とたまお、ネネちゃん、キミカちゃん、ひさめちゃんは

どう見ても文句ないぞ。

 あるとしたら、

 ケンタくらいだけど、

 一人くらい、

 そういう使えないのがいても...」

 ふうたは

 そう言いかけたとたん、

 ケンタに、

 いきなり、

ふくろはぎの辺りを思い切り蹴られた。

 「いったあー。

 ごめん」

 「自業自得だすよ」

 たまおはにやっと笑った。

 「やっぱり、

 俺はたまおの考えを指示する」

 ふうたの言葉に、

 カンカンになったケンタは

顔を少し赤くして、

 ふうたを睨みながらそう言った。





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