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「疑うひさめ」
「もう1時間近くたつ。
やっぱりおかしいぞ!」
と、
ふうたが皆がざわつく中大声を出した。
「そうねえ」
「そうだすな。
だば、
賢明とサヤちゃん探してきてくれだすよ。
なら、
ひさめちゃんも文句はないだすよなあ」
と、
たまおは、
ひさめがもとめがたまおたちの時間稼ぎのために
戻って来ないのだと疑っているものと考えて、
わざとそう言った。
「別に」
ひさめは腕を組んだまま、
不機嫌そうにぶっきらぼうに
それだけしか答えなかった。
「わかったわ。
行きましょう!
賢明くん」
「ああ」
「頼んだだすよ」
サヤと賢明は教室を出ていった。




