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「ひさめと永久の大目玉編12」
「あのー、
話しの途中でやめてください」
ひさめが賢明の方を見ると、
賢明は少しだけ頭を下げる。
「いいですか?
続けますよ。
まあ、
賢明くんの話したとおりです。
カタロウを殺した人物は
カミサン公園とある場所を往復したかったのです。
それも、
カタロウと似たような格好をして」
永久がにやりと笑って、
話しを続けようとしたとき、
たまおが手を挙げて、
「ちょっと、
トイレに行かせてくれだす。
もう我慢できないだす」
と言うと、
「俺も」
と
ふうたもそう言って、
ひさめたちの承諾を得ることもなく、
教室のトイレに入るのではなく、
さっさと
教室を出ていってしまったのだった。




