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「ひさめと永久の大目玉編9」
「じゃあ、
犯人いれる、
と4人になるじゃないかよ!」
ケンタが当たり前のことを言う。
「そうよね!
被害者がひとりだけの事件ならともかく、
あんなに被害者がいたのに、
犯人入れて、
4人も関係しているなんて、
凄く変な話しよね」
ネネも、
ケンタの言ったことを少しわかりやすく言う。
「うーん、
そういえばそうだすがなあ」
二人の話を聞いて、
これまでがんばっていたたまおが、
いきなり迷いだしたようなことを言いだした。
そのときのたまおの表情を見て、
キミカは、
実は、
たまおがわざとああいう話しをして、
みんなに疑問を抱かせたということに気づき、
口に手をあてて、
必死で笑いをこらえている。
しかし、
ひさめと永久は、
そんなケンタたちを前に
まったく動揺はしてはいなかった。
かえって、
永久は、
「あのー、
疑問があることはわかるんだけど、
その点はこのくらいにして、
先に話しを進めてもいいかな?」
と、
平然と言い放ったのだった。




