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「二人を探せ」
たまおとふうたは次にサヤの部屋に行った。
ノックをしたが、永久と同様に返答はない。
試しにドアを開けてみると、
鍵はかかっていないが、誰もいないようだ。
「また、トイレと風呂探すか」
「今度は女子だからだすな」
「でも、倒れているかもしれないから、
一応、探すか」
「たまおだすよ、サヤちゃんいるだすか」
しかし、二人がトイレも浴槽も探すが、
永久の部屋と同じく誰もいなかった。
「ここじゃないだすな」
「じゃあ、露店風呂じゃないだすか。」
「永久だけならわかるだすが、
サヤちゃんまで?」
「とりあえず、探そう」
途中の食堂には誰もいない。
まず、二人は男子風呂を捜す。
脱衣場のかごは空だ。
「いないだすよ」
「一応、中も探そう」
「無駄だと思う出すがな」
結局、
男子風呂にも女子風呂にも二人はいなかった。
「おかしいだすなあ。駆け落ちでもしただすかな」
「まさか」
「そうだすよな。
あの二人だすからなあ。
とにかく、一度、報告に行くだすよ」
結局、
たまおとふうたの捜索は失敗に終わり
教室に戻ることになった。




