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「ひさめと永久の大目玉編3」
ひさめが永久の方を見たとたん、
「その二人のうちの一人が、
例の連続猟奇的殺人事件の犯人だというのかあ」
ケンタが質問する。
「違うだすよ」
「たまおの言うとおりだよ」
たまおもふうたも、
ケンタの意見を即座に否定する。
「でも、
その二人とも犯人の身近にいたのは間違いない
と思うぞ」
みはるが、
ケンタをかばうように言う。
すると、
今度はひさめに代わって、
永久が意見を言う。
「みはるちゃんの意見のとおりだ
と思います。
というか、
それじゃないと、
目をくり抜くのは無理ですからね」
「それはそうだすな」
「ああ」
たまおもふうたも頷く。
「でもなあ。
どうして、
犯人以外の二人もの人物が、
例の事件で、
あんなに人がたくさん殺されるまで、
犯人の犯行を阻止しなかったんだろう?」
ケンタが首を傾げながら、
そう言うと、
「そうだぞ。
さっきのひさめの話しだけなら、
あんなにたくさんの人が殺されるの
を見過ごす必要はない
と思うぞ」
みはるも同様の意見を言ったのだった。




