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「大目玉編9」
「ひさめちゃんの作戦は、
よくわからんだすなあ」
たまおの部屋では、
たまおとキミカが、
珍しく弱気で話し合っていた。
「たまおくんも。
あたしもさっぱりわからないのよ。
というより、
たまおくんに、
わからないんだから、
あたしじゃ無理よね」
「そんなことないだすよ。
僕はたいしたことないだすから。
うーん。
休憩を提案してくれたから、
キミカちゃんなら、
わかったと思ったんだすがなあ?」
「ううん。
その逆、
まったくわからないから、
休憩をいれて、
たまおくんに教えてもらおうと、
思ったのよ」
「ううん。あれだすかなあ?
大目玉編は囮だすかなあ?」
「そうねえ」
ネネの部屋では、
「コピーまで用意していたとはねえ。
ひさめもやるわねえ」
ネネがしきりに感心していた。
「感心してる場合じゃないよ。
ネネちゃん。
俺、全然わからないんだけど?」
「ええっ?
ふうたくんでもわからないの?
そうなの。 ええっ...」
ふうたの言葉を聞いたネネは、
ふうたならひさめの作戦を理解していた
と信じていたので、
急に動揺したのだった。




