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「真カミサン伝説?カタロウ編13」
「新聞記事のコピーには
書かれていないだすよな」
「しー」
たまおがぶつぶつ言うと、
ふうたが唇に右人差し指をあてて、
たまおを制す。
「眼球がくり抜かれていたことには、
二つの解釈がありました。
一つは、
カタロウを殺した人物が眼球を欲しがっていた
という解釈です。
そして、
もう一つは、
その人物は眼球を忌み嫌っていた
という解釈です。
俺たちは、後者を支持します。
それは、
カミサン公園に捨てられていた、
いえ、
実際には
生け贄とされていた生首が眼球をくり抜かれていたので、
その人物は、
何らかの理由で眼球を忌み嫌っていたのではないか
と考えられるからです。
くどいですが、
カタロウが見た不気味な人物が、
眼球がくり抜かれていた生首を持って、
カミサンと祈っていたこととも今の解釈は合致するのです。
では、
何故、眼球が忌み嫌われなければならなかったのか?
これから先はひさめちゃんに話してもらいます」
永久はそこまで話すと、ひさめの顔を見て笑った。




