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「真カミサン伝説?カタロウ編8」
永久は話しを続ける。
「カタロウの考えは次に話すとおりでした。
カミサン公園に集められた生首は
カミサンへの生け贄。
そうすることで、
ある願いが叶えられる。
そして、
眼球がくり抜かれ、
仮面が被さられたことにも意味がある。
さらに、
その人物にとっては、
自分すなわちカタロウが邪魔じゃないのか、
と。
そうです。
カタロウがああいう行動をしていることが、
その人物の妨害になっているのではないか、
と。
しかし、
カタロウは怖れませんでした。
それは、
邪心を持った人間の祈りを、
カミサンは決して叶えることはないので、
その人物が自らの手でカタロウ
を殺すことはできない
と考えたからです。
ですから、
カタロウは
確信を持って夜回りを続けたのです」
永久はそこでまた一息入れた。




