「キモ男三人衆のカミサン伝説3」
「続けるだすよ。
えー、それでその老人はニタロウに、
「よいか。今回のいじめの元凶は誰だと思う」
「町長の娘のナナですか」
「よくわかってるのう、そうじゃ」
「あいつさえ黙らせればいいんですが、
町長の娘だし敵にはできないですよ」
「そうじゃ、いじめてる連中のほとんども
おぬしに惚れていて、
彼女に嫉妬しているナナの機嫌をとるために
やってるだけじゃ。
ナナさえいなくなれば、
おぬしがもう一度庇ってやれば
いじめは治まるじゃろう」
「殺せということですか」
「いや、カミサンに頼むんじゃ」
「カミサン?」
「そう、カミサン」
「それこそ、怪しいですよ」
「なら、もうこの話しはやめるか」
「いえ、今はそんな状況ではないので」
「じゃが、
カミサンに頼むと言っても覚悟が必要なんじゃ」
「どういう覚悟ですか」
「それがのう」
老人はそこで少し考えただす」
たまおはまた一呼吸置く。
そのとき、
ふうたが
「なんか腹減ったんで、休憩しない」
と言うと、
「俺も」
と
ケンタが同じことを言う。
サヤが賢明と何かひそひそやりとりしたのち、
「じゃあ、そうしましょうか」
と
サヤが言うと、
「俺、トイレも行きたいんだけど」
と
ケンタが言う。
「クソかよ」
と
ふうたが言うと、
「悪いかよ。オタクはしないのかよ」
とケンタとふうたが言い合いになったので、
もとめが
「じゃあ、
各自何か食べるなりトイレに行くなりして、
30分後ここに集合しましょう」
と言って、
みんなが頷いたので、
30分休憩することになった。
休憩が終わり、30分経ったが、
賢明とサヤだけは戻らなかった。
「あれ、賢明とサヤちゃんは?」
たまおがキミカとネネに訊くと、
「別行動だったから、どうしたんだろう」
と
キミカが言うと、
「たまおくんの話しが意外だったから、
二人で議論してるんじゃない」
と
ネネがあまり心配していない感じで、
軽く言う。
「二人とも、
意外に熱くなるタイプだからな」
と
ふうたも同意する。
「じゃあ、あと10分待ちましょう」
と
もとめが言うと
みんな頷いた。




