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「真カミサン伝説?カタロウ編3」
「まず、
殺人犯と別に生首を運んだ人物がいたとします。
普通はその人物の目的は人間の眼球であり、
眼球をくり抜いた生首
をただカミサン公園に捨てただけとも考えられます。
しかし、
カタロウの話しでは、
その人物は生首にわざわざ仮面を被せて、
カミサンという言葉を何度も復唱しながら、
生首をカミサン公園に運んでいたのですから、
その人物の目的は、
眼球そのものではなく、
生首
しかも眼球をくり抜いた生首に仮面を被せたものを、
カミサン公園に運ぶことにあった
と考えられる訳です。
そうだとすると、
その人物の言動や目的は、
ふうたやネネさんが、
カミサン伝説の肝と言われる、
狂信
そのものといえます。
ここまではよろしいですね」
永久が笑いながらそう確認すると、
ほとんどの生徒が首を傾げていた。




