「教室で7」
「いや、なんでもないよ。
目がかゆくてさ」
「しらじらしいこと言わないでよ!」
いらいらしているひさめが賢明をまた睨む。
「何で、
ひさめがそんなに怒るんだ?」
みはるはそう言ったが、
ひさめに睨まれて、すぐ黙り込む。
「ひさめ、
たまおくんたちに勝って欲しかったのかしら」
サヤが賢明の耳元で囁くと、
ひさめが今度はサヤの方を睨む。
さすがに、
空気を感じたもとめが、
「ごめんなさい。
私が変なこと言ったばかりに、
多分、私の勘違いよ」
慌てて取り繕うがひさめの険しい顔は変わらない。
「今回は引き分けでしょうがないから、
今の八百長疑惑はあの4人に悪いから話しはしないで、
明日、
もう一回対決ということにしようよ。
それで、
今度は引き分けなしということにしてさあ。
ねえ、
ひさめちゃんどうかなあ。
お願いだよ!」
永久が両手を顔の前に合わせて拝むよう、
ひさめの顔を見つめると、
急にひさめの態度が変わる。
「ご、ごめんなさい。
ムキになって、
私はそれでいいですけど、
みなさんは?」
「異議なし」
賢明がすぐそう言うと、
他の生徒もすぐ頷く。
「じゃあ、
決まり。
でも、
くどいけど、
今の八百長疑惑は秘密にね」
永久はみんなの顔を見る。
「あのー、
それじゃあ、
次のテーマは
真カミサン伝説で、
どうかしら?」
もとめがそう言った。




