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「教室で2」
「ひさめちゃんの意見はよくわかったよ。
じゃあ、今度は賢明」
永久はそう言って、賢明の方を見る。
「じゃあ、いいかな。
たしかに、
ひさめちゃんの考えは簡単明瞭だね。 さすが、
たまおとキミカちゃんが考えたって感じだよね。
でも、
カミサン伝説の恐怖は、
やっぱり狂信だよ。
狂信。
カミサンをバカにしたものにバチがあたる
というのがカミサン伝説の恐怖
というのは、
たまおたちが逆から考えた屁理屈さ。
だから、
ふうたたちが話したように、
雛祭り編を選んだのは致命的ミスだ
と思うな。
自分は一度は雛祭り編を、
真カミサン伝説にしようと考えたことがあるから、
よくその欠点がわかるんだ。
それにねえ。
雛祭り編は異質なんだよ。
異質。
カミサンが紙の人形に宿ってるみたいな話しだからね。
像が出てくる話を支持できないなら、
雛祭り編もそうなるんじゃないかな。
それに、ただの紙だしね。
それも支持できない理由さ」
賢明はそこまでは笑いながら話した。




