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「続たまお、キミカVSふうた、ネネ8」
「何で、
ユリ編がいい線言ってるんだよ」
ふうたがネネに囁いた後、
いきなり、
たまおの方を見て偉そうに訊く。
「狂信がテーマなら、
いい線いってるだすよ。
まさに狂信そのものだすよ」
「ユリ編に欠点があるのは知ってるだろうが!」
「欠点は認定されているどの伝説にもあるだすよ。
それはしょうがないことだすよ。
今は恐怖の話しだすからなあ」
たまおはにやにや笑う。
「じゃあ、はっきり言うぞ。
ユリ編の致命的欠陥は
邪心を持った者の祈りを実現させてしまうことだ。
いいか、
カミサン伝説で邪心を持ったものの祈りを実現させる
ということは絶対に許されてはいけないんだ!」
「だすが、
ユリ編の主人公はバチがあたって
死んでいるじゃないだすかあ。
邪心を持ってカミサンに祈るとバチがあたる。
それに、
狂信!
いい線いってるじゃないだすか」
たまおの声だけはでかいが、
顔はにやけている。
「盲目の少女の話はどうなるんだよ。
すっとぼけんなよ!」
ふうたも大声をだしたが、
その目は笑っていた。




