「露天風呂の3人」
「いいお湯ですね」と
ひさめが、
後からもとめに声をかけると、
びっくりしたように、
もとめが振り返る。
「あら、あなたたちも」
「だって、
しばらくやることないんです」
「そうねえ。」
「先生はどっちが勝つと思う。
いや、
どっちに勝って欲しいんだ」
みはるが訊くと、
「あなたたちは」と
もとめが聞き返す。
「私はどっちでもいいぞ」と
みはるが言うと、
「私は...」
「ひさめは永久くんのいる方だろ!
先生もそうなんだろ」と
みはるは鋭い指摘をする。
「どうしてそう思うの?」
「だって、優勝するなら、
絶対、その組み合わせがいいに決まってるだろ。
話題性抜群のキモ男三人衆に、
屈指のイケメン永久、
それに僕とこのひさめ、最強だろう」と
みはるは
まるでもとめの考えていることがわかってるように、
自信を持って言う。
「まあ、今は...」と
もとめはにやっと笑って黙る。
「そうだよな」と
みはるもにやりと笑う。
「それにしても二人ともいい身体してるな。
それに先生は眼鏡しない方が可愛いよ」と
みはるが二人の身体をなめるように見た後、
冗談でもないような言い方をしたので、
「やっぱり、あんたそうなの」と
ひさめが突然言葉遣いを変えて、
気持ち悪そうな顔をして言うと、
みはるは何も言わず、
にやりと笑った。




