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「続たまお、キミカVSふうた、ネネ3」
「いいか!
カミサン伝説が人気あるのは、
その恐怖が
狂気に満ちた確信にあるからなんだ。
アヤメ編はその典型なんだよ」
そこで、
キミカが手を挙げる。
「いいよ」
ふうたが司会を無視して、
勝手に少し偉そうに言う。
「じゃあ、
ふうたくんたちが本当にそう思うなら、
アヤメ編を選べば良かったじゃない!
でも、選ばなかったでしょう。
それは、
ふうたくんたちも、
今、
話したことに自信がないからじゃないの。
私たちに反論するために、
敢えて、
狂信
という名の恐怖を口にしてるだけじゃないの?
私たちも、
そのくらいのことはわかっていて、
雛祭り編を選んだのよ」
キミカはきつい口調だが、
表情はやわらかだった。
「たしかに、
俺たちがアヤメ編を選ばなかったのは事実だよ。
でも、選ばなかったのには、
別の理由があるんだよ。
アヤメ編は狂信という点では凄く恐いところがあるけど、
他がダメなんだ」
ふうたはキミカの方を見た。




