「たまお、キミカVSふうた、ネネ19」
「嘘ってどういうこと?ひさめ?」
サヤがひさめの方を見る。
「多分だけど、
次点と言ったのが罠なんじゃないか、
と思うんだけど」
「よくわからないぞ!」
みはるはそう言うが、
ひさめに睨まれ黙り込む。
そして、
教室にいる生徒が少し考え込んだところに、
話題にしていた
たまおとキミカが、
まだ時間があるのに、
もう入ってきた。
「何やってるだすかあ?
どっちが勝つか賭けでもしてるだすか」
「そんなあ。
たまおくん、
先生がいらして賭けなんて」
たまおとキミカの二人はそう言って笑う。
「たまおたちは
ずいぶん自信あるんだなあ?
それで、さっきの罠なのか?」
みはるが思わず訊いてしまい、
ひさめが、
「あんた
わけわかならいこと言うんじゃないの?
黙ってなさい」
と言って、
みはるの口をハンカチで結ぶ。
「あはは?
だば、
誰かが、
僕たちの話しを罠だ
と言ってただすなあ?
そんなでまかせ言ったのは、
誰だすかなあ?」
たまおはそう言うと、
キミカとみはる以外の顔を順に見回して、
「おお、
ひさめちゃんだっただすかあ」
と、
いやみったらしく笑う。
ひさめの横でみはるが頷いたので、
ひさめが黙って思いっきり、
みはるのおでこをはたく。
「まあ、そのくらいで、
で、
たまお勝つ自信あるのかよ」
ケンタが訊くと、
「僕にはわからんだすなあ。
なるようになるだす
とは思うだすが、
僕にはキミカちゃん
という強い味方がいるだすからなあ」
たまおはキミカの方を見て笑った。




