「たまお、キミカVSふうた、ネネ15」
「ちょっと意地悪だすたかなあ」
「ふうたくんやネネだけじゃなく、
もとめ先生まで驚いていたわね」
たまおの部屋では、
たまおとキミカはが楽しそうに笑っていた。
「ねえ、
何でもとめ先生の方みんな見ていたの?」
「多分、
俺たちやたまおたちの作戦を
本当に想定してなかったんじゃないの。
ひさめちゃんと永久が揃って、
想定外だって言ってたじゃない?」
「そうなんだあ。
でも、
私たちこれで勝てるんじゃない?」
「ネネちゃんもそう思った?」
ネネの部屋では、
ふうたとネネがそう言い合うと笑った。
一方、
教室では気まずい空気が流れていた。
ケンタのダメだしで、
もとめの面目が丸つぶれ
という感じで、
しばらく、
誰も口を開こうとしなかった。
沈黙を破ったのは、もとめだった。
「あー、ごめんなさい。
謝るのも変だけど、
偉そうに山手線編でくる
なんて言って、もう、
それで勘弁して」
もとめは残った生徒たちに頭を下げたので、
余計、
生徒たちは気まずくなった。
そこで、
意外に賢い永久が、
「そうだ。
休憩時間までその格好じゃ可愛そうだよ」
と、
みはるを指さしたので、
ひさめも、
すぐ永久の思惑に気づき、
みはるの口からハンカチをはずした。
「おー、凄く苦しかったぞ。
鼻で息してたから、
鼻の穴デカくなってないか?」
みはるは、
永久の思惑どおりバカなことを言って、
みんなを笑わせたのだった。




